忘れちゃいけない心構え

谷山です。

僕が教室を始めて早8年ほど経ちます。

最初はこんなに続くとは思ってなかったのですが、ここまでやって来れたのは皆さまのお陰だとありがたく感じております。

本当にありがとうございます。

本格的に開業してそこそこ年数も経つ訳ですが、それだけに今までに数えきれないぐらい「氣の練習会」を行ってまいりました。

氣の練習会は色々な角度から氣に対する感度を上げたり、人のエネルギーをどれだけの精度で読み取れるか?みたいな事を行う訳ですが、中には氣の感覚というモノがいまいちピンと来ない人もいます。

そういう人は練習会が終わると

「氣の感覚が分からなかった」

と少し落ち込んだ様子で話してくれたりするのですが、僕はそういう人だけでなく多くの人に心に留めておいて欲しい事があったりします。

今日はそこら辺について思う事を書いてみたいと思います。

では行ってみよう!

氣の感覚が分からない人へ

「周りの人は氣を感じてるのに自分は氣を感じれなかった・・・・・」

練習会が終わった後のレッスンでこんな話を聞く事があります。

正直、氣の感覚なんて人それぞれですし、氣を感じようが感じなかろうがそんなに大きな差はないのですが、やっぱり「氣を感じたい!」と思っていたのに感じれなかった時は氣持ちも落ち込んむんでしょう。

僕がその人の立場でも落ち込むかもしれません・・・・・・

でもそういう人へ安西先生の言葉を借りて送りたい言葉があります。

白髪鬼の頃の安西先生

かなりキツめな言葉ですね(笑)

いくら何でもここまでは思いませんが(汗

「氣を感じれない」

という自覚がある人がいきなり氣を感じとれると思ったり、自分と周りを比較してしまうと、さっき書いたように

「周りの人は感じてるのに自分だけ感じれない・・・・」

という思いが強くなってしまうのではないかと思うんです。

忘れちゃいけない「小僧の精神」

僕がその手の相談を受けた時によく

「自分が出来ると思ってたけど出来ないんだったら、何でもかんでも吸収するしかないでしょ」

という風にお話させて貰います。

「出来るとは思ってませんでしたが・・・・」

という風に返される事がもままありますが、心の奥底では出来ると思ってた(期待してた)のに出来なかったから落ち込む訳です。

キツめの言葉になってしまいますが、「自分だけ氣を感じれない」と落ち込んでる人ってある意味で「謙虚さ」を忘れてしまっているように思うんです。

僕は水商売や飲食店の経験が長かったですが、その世界では新人なんて下っ端もいいとこで上の人間からの指示には全て

「はい!します!!」

と返す事しか許されませんでした。

自分が納得できるとかできないとか関係なく、仕事ができるとかできないとかも関係なく

「言われた事はなんでもやれ!」

というスタイルでした。

「ザ・昭和」って感じですよね。

このやり方が今の時代においてバランスの取れたスタイルだとは思いません。

でもこういったやり方で仕事をしていると「仕事の全体像」が見えてくるようになるんですよね。

自分がやれるようになる為に

「なんでもやる」

このスタイルを僕は「小僧の精神」と呼んでいます(板長が新人を小僧って呼んでたから)

これは仕事だけに言える事ではなく、何事にも通ずる心構えなのかな~、と思う訳です。

とある生徒さんの変化

つい最近も

「みんな氣をしっかり感じてるのに私は感じれないんです・・・・」

という相談を受けました。

その時も僕は

「きさん、小僧の精神を忘れとりゃあせんか?」

と安西先生ばりにキツめの言葉を投げかけました(ホントはもっと優しく言ったよ♡)

でも、偉いもんでその生徒さんは

「そうですね!その氣持ちを忘れてました!」

と素直に僕の言葉を受け入れてくれました。

「小僧」は何にも出来ない(年数や経験に関係なく)新人なので、分からない事があれば聞くしかないし、仕事が出来ないのが当然なので失敗しても恥ずかしがる必要もありません。

ただただ、純粋に目の前の事を吸収していくだけです。

そこからその生徒さんの伸び方は目を見張るモノがあり、以前だったら遠慮していたであろう質問などもどんどんしてくるようになり、氣の感覚だけでなく知識や技術もどんどんレベルアップしています。

そういう姿を見ると、僕も

「小僧の精神を忘れてはいけないな~」

と身を引き締める思いにかられる訳です。

10代の頃には自然にこの心構えを持てる人間もいたりしますが、大人になると経験やプライドが邪魔をして「小僧の精神」を忘れてしまう事がほとんどです。

でも「小僧状態」になれば無限のエネルギーが湧いてきます。

そうなりゃ下がる事はなくただただ右肩上がりに成長していくだけです。

このブログを読んでくれてる人達も色々な立場はあれど「小僧の精神」は忘れないで欲しいな~、と思う今日この頃でした。

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