谷山です。
以前、「チャネリング」の記事を書いたんですけど、実は結構な頻度で読んでもらっている記事に成長しました。
ぶっちゃけ、記事タイトルとか適当につけましたしタイトルの「元ネタ」なんて誰も氣付かないだろうな~、と思ってたんですけどね(笑)
ま、それだけ皆さん「チャネリング」などの技術に興味をお持ちなんでしょうね~
先述の記事でも書いてますが、そういったスピリチュアル的な技術に興味を持つ事自体は悪い事ではないと思うのですが、このブログでも何度も書いてますがインスタントな技術習得はリスクを伴います。
今日は自戒の意味も込めて、過去に起きた「チャネリング」での事故を書いてみます。
10年ぶりの再会した友人
それはまだ僕が
「鬱と統合失調症」
を発症するかしないかの時です。
詳しくは→プロフィール
その時はまだギリギリ会社員として働けていた時期だったんですが、感覚的な覚醒を伴っていた時期でもあり「スピリチュアル的」な事に興味を持ちはじめ、そういった事を調べまくっていた時期でもあります。
そんな時に10年ぐらい連絡を取っていなかった友人から急に連絡があり
「もし良かったら仕事を紹介して欲しい」
という風にお願いされました。
久しぶりの連絡だったので
「仕事は紹介するけど久しぶりだし、飯でも食いながらゆっくり話そうぜ!」
なんてやり取りをして、その友人と会う約束をしました。
その後、友人と再会を果たし和氣あいあいと食事をしてたのですが、その時に友人が急に
「実は俺、幻聴に悩まされてるんだ・・・・」
と告白してきました。
ちょうどその頃は僕も「チャネリング」だとか「ヒーリング」みたいなモノに興味津々だった時期でしたので
「お前、それはチャネリングっていうんだよ!」
という風に訳も分かってない癖に指摘をしてしまい、その友人も
「あ、これは幻聴じゃなくて不思議な能力なんだ・・・・」
という風に変に理解をしてしまっていました。
この時の事については今でも悔やまれます。
僕と友人の様子がどんどん変化していく時期
そんな出来事があってから、その友人とはちょいちょい会うようになっていき、互いにネットで漁った知識を話し合うような「スピ友」みたいな関係になりました(けっきょく仕事は紹介しませんでしたけど)
僕の「統合失調症」が悪化していったのもこの時期です。
互いに変なエネルギーを交流させてしまい、一緒におかしくなっていた感じです。
僕も職を失った事でお互い無職になり社会性を失っていく事を薄々感じ取っていたので
「今のままじゃ良くない」
という風な理解は何となくありました。
そして僕はその頃から氣功やヨーガなどを始めとする「エネルギーワーク」を始めたのですが、友人はそういった「修行」などを嫌い、「除霊」などのインスタントな方法で状況を打破しようとしていました。
その頃からしばらく会う機会は減っていったのですが、たまに会うとその友人がかなり強烈な「邪氣」を発しているのが分かり、それに伴って友人の言動も段々と普通ではなくなっていきました。
瞑想の大家からのアドバイス
「仕事を紹介してくれないか?」
そんな久しぶりの電話から数年経った時、紆余曲折を経て僕は何とか社会復帰を果たせる様になりました。
その頃になると友人とは連絡を取り合う事も無くなっていたのですが、家が近所なのでたまに道で会う事もあります。
久しぶりに道端で友人に会った時、相変わらず強烈な邪氣を発していましたがその友人が突然
「俺はチャネラーとして生きていく」
と突拍子もない事を言い始めました。
詳しく聞いてみると、その友人はある「瞑想の大家」にアドバイスを貰う為にわざわざ海外まで会いに行ったそうです。
そこでその人に友人が経験した事などを話すと
「君はチャネラーとして生きていけ」
という風にアドバイスを貰ったそうです。
そしてその友人はそのアドバイス通り「チャネラー」として生きていく事を決めたそうですが、実際にアドバイスはそれだけで他に具体的な事などは何も無かったそうです。
というか僕的にはそれだけの「邪氣」を発してる人を目の間にしてそういう無責任な事を言う指導者自体に疑問を抱きましたが、「統合失調症」を発症している友人はその事しか考えられない状態になっていました。
そこからまた友人とは距離が出来て、ほとんど会う事もなくなりました。
友人のお母さんからの電話
「俺が最初にチャネリングの事なんて教えたからいけなかったのかな・・・・」
なんて考えたりして落ち込む事もありましたが、僕は社会復帰を果たしたばっかりでしたし、その事だけを考えて生きていく訳にも行かないのでその友人の事を忘れるように努めていました。
そして、ある日急に知らない番号から電話が入り、電話に出てみると
「私、○○(友人)の母ですが・・・・」
とその友人のお母さんから電話が入りました。
急な電話だったので少しビックリしながら話を聞いてみると、その友人が「精神病院」に入院したとの事を報告してくれる電話でした。
そして、入院する前は世話になった、そして退院したらまた会ってやってくれという事を言われ電話を切りました。
「あいつとうとう入院までいっちゃったか・・・・」
なんて少し感傷に浸りましたが、それで本人が良くなるならば一番なので彼が退院して連絡をくれるまで待っている事にしました。
友人との再会
そこから数か月経ち、久しぶりに友人から連絡が入りました。
「俺はもう自由になったから大丈夫!ちょっとお茶でもしないか?」
という事だったので、近くの喫茶店で会う事となりました。
久しぶりに会う友人は少しこけていて疲れた様子でしたが病院での様子や今の心境や状況などを教えてくれました。
まぁ、退院したてなので元氣がないのは仕方ないかもですが、話している事や自身の現状把握などを聞いているとかなり「まとも」になっていました。
ホッと一安心です。
ちょうど僕が今の仕事を始める直前ぐらいの時期だったので、お互いに再スタートです。
「お互い色々大変だったけど頑張ろうぜ!」
そんな会話をしてその日は別れました。
そしてまた数か月経ち、またその友人と会う機会があったのですが、その時は
「俺は警察にハメられて入院させられた」
「誤認逮捕をごまかす為に拉致された」
「これから警察相手に裁判をする、恐らく億単位の賠償金を貰える」
「警察の紹介で一部上場の企業で働く事になった」
と以前とは違う支離滅裂な話をするようになってしまっていました。
彼は体も大きく、入院直前はお母さんの手に余るぐらいだったので「措置入院」(車に無理やり詰め込まれ強制入院)という形を取られたのだと思います。
そして、退院当初はそれを理解していたのですが、彼の症状は完璧には改善しておらず時間が経つにつれ「警察の誤認逮捕」だとか「億単位の賠償金」というように自分に都合よく現実の解釈を捻じ曲げてしまった訳です。
「また再発か・・・・」
そんな風に肩を落とした事は今でも覚えています。
それから彼とはもう数年連絡も取れないし会ってもいない状況です。
無責任さと反省
ここまで昔の記憶を引っ張り出しながら文章を書いてきましたが、話の内容的にくら~い話になってしまいましたね~(反省)
僕自身、彼との関係においては「チャネリング」という概念を教えてしまった事に責任を感じていなくはないですが、そこから彼が自分で決めて行動した結果なので致し方ない部分だとも思っています。
結局のところ何が言いたかったかと言いますと
「特別な能力などに浮かれすぎる危険性」
「安易で無責任なアドバイス(指導)は人を狂わす可能性がある」
という事です。
そういった意味で反省も込めて今回は記憶を遡りながら記事を書いてみました。
この記事は全て事実なのですが、こういった経験を踏まえて安直な思考や無責任なアドバイスはあらためて氣をつけたいと見を引き締めた思いです><
実際に「チャネリング」をキチンとした指導の元で行う分には危険性は少ないと思われますが、スピリチュアルな能力というモノは精神に影響を及ぼすため「リスク」もゼロではないという事は覚えておいてくれると嬉しいです。
また、今回は「チャネリング」と称して記事を書きましたが、厳密には「チャネリング」と「幻聴」は違うモノになります。
ですので「チャネラーさん」の全員が「幻聴」を聞いている訳ではない事を付け加えさせて貰い今日の記事を終わります。
長文お付き合いありがとうございましたm_ _m
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
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