アイデンティティクライシスを乗り越えていく捉え方

谷山です。

皆さん、「アイデンティティクライシス」って聞いた事ありますか?

実は先日、新しく来られた生徒さんから

「アイデンティティクライシスに陥ってしまってる」

という相談を受けました。

僕、実は「アイデンティティクライシス」って言葉知らなかったんですよね(;^_^A

色々と話を聞いてみると

アイデンティティクライシスとは今まで積み上げてきた価値観などが一氣に崩れてしまい「自分が分からない」「何をしたいか分からなくなった」など自己の同一性を見失ってしまう症状の様です。

生徒さん自身はかなり敏感体質な方で過去に色々と大変を思いをしてきた方でした。

会って数分で

「この人はかなり敏感な体質だな~」

と肌で感じるぐらいな人で、色々と貯めこんでいるのが伝わってきます。

自分でも氣付かないぐらいストレスを貯めこんで仕事を続ける事が出来なくなってしまい、今まで積み上げてきた物が一氣に崩れてアイデンティティクライシスに陥ってしまったそうです。

話を聞いていて

「大変な思いをしてきてるな~」

と思うと同時に

「それ俺もなった事あるじゃん!」

と超共感してしまいました。

そんな訳で今日は「アイデンティティクライシス」について僕なりの見解を書いてみたいと思います。

では行ってみよう!

アイデンティティクライシスになる経緯

僕は10年ほど前に統合失調症になり、会社を辞めざるを得ない状況になりました。

当時の僕は

「今の会社をもっと大きくして一部上場まで引き上げる事」

という夢と情熱を持って仕事をしていました。

自分の生活の100%を仕事に捧げてたと言っても過言ではないぐらい仕事に没頭してました。

それが病氣になったおかげで急に仕事が出来なくなってしまい、途方に暮れると共に自分の存在価値について超考えさせられました。

しかもただ病氣になっただけではなく、今までの人生には無かった「氣」という目には視えない世界を知ったという事もあり、今まで自分が持っていた価値観などが全部ぶっ壊れたような感じになっていました。

価値観って積み上げていくもんなですよね。

その価値観が崩壊してしまった訳ですから

「何が正しくて何が正しくないのか分からない」

という状況に陥ってしまい、自分が何者なのかも分からなくなってしまいました。

氣分的には世の中の事をほとんど知らない生まれたての赤ん坊のような感じがあったのを覚えています。

「生まれたての赤ん坊」と言うと何だか綺麗でピュアな感じがしますが、その正体は30過ぎのおっさんなんですけどね。

タバコ吸いながら

「世の中が分かんねぇ・・・・」

なんて言ってましたから(笑)

そんな状況だったので、幼稚園生だった自分の子供と話していても

「この人はなんて物を知ってるんだ」

とか驚いたりしたもんです。

自分の周りの人達が全員とても大人な人に感じるんですよね。

昔の知り合いなんかと会っても「何をどう話せばよいか分からない」という感じでほとんど話せないんです。

この時は本当に世の中が怖かったですね~

いきなり素っ裸で放り出されたような感じでしたから。

アイデンティティクライシスの考え方

僕はさっきも書いた通り「アイデンティティクライシス」という概念自体は知りませんでしたが、僕も知らないながらに経験してた訳です。

なので相談をしてくれた生徒さんの氣持ちも分かるし感じてる恐怖も分かるつもりです。

でも、これって考え方を変えると

「今までの価値観がぶっ壊れた分、新しい価値観を吸収できるチャンス」

という風に考える事も出来ると思うんですよね。

「アイデンティティクライシス」の症状はウツを悪化させる事もありますし(実際僕も悪化したし)、その症状の真っただ中にいる時は人生のどん底にいるような氣持ちになるのも分かります。

でも、「破壊」が無ければ「創造」もないように、一度きりの人生の中で新しい生き方をする上では「アイデンティティクライシス」が必要になるんじゃないかな~、と思う訳です。

僕も会社員時代は強い情熱を持って仕事をしていましたが、今となっては当時の自分では氣付く事が出来ない異常なストレスを貯めこんでいたのも分かります。

症状が多少落ち着いた時、会社へ復帰する話もありました。

頭では復帰するべきだという考えはあったのですが、何故か

「もう雇われたくない」

という氣持ちが強く会社への復帰を辞退した経緯があります。

自分では氣付く事が出来なかったですが、相当無理をしていたのでしょう。

今回、相談をしてくれた生徒さんも同じように「もう雇われで仕事をしたくない」と言っていたので多分、同じ氣持ちなんでしょうね。

今は会社に復帰しなくて本当に良かったと思っていますし、今の生き方の方が自分らしいとも思っています。

今「アイデンティティクライシス」の真っただ中にいる人は本当に辛い思いをしてるでしょう。

でも、それも考え方ひとつで新しい生き方を切り開いていくチャンスを伺ってるとも言えるのかな~、と思うんです。

今、本当に辛い思いをしてる人で直接的に話を出来ない人に知っておいて欲しい事ですが、人生の辛い時期はとにかく「氣」を出す習慣を作って下さい。

このブログに書いてある事を実践してもいいですし、太極拳的なモノをやってもいいです。

それも出来なければ身体に良い食べ物を積極的に食べたりストレッチや軽い運動、リラックスした深呼吸を意識してください。

雑な言い方ですが、どんな辛い時でも「氣」がたくさん出てれば大丈夫です。

というか大丈夫になっていきます。

そして、今自分が経験してる辛い思いはこれから本当の自分らしい生き方を作っていく為に必要な事なんだと自覚してください。

その自覚が新しい生き方を創造していきます。

頑張んなくていいから今は楽になる道筋を探しましょう!

そんな話を知人にしたら

「そのアイデンティティクライシスはニューエイジ的には新しい魂が入り込んでくるウォークインって言うんだよ」

と教えてくれました。

でも僕はやっぱりその言葉を知りませんでした(笑)

うん、アイデンティティクライシスはウォークインだな。きっとそうだ。

そうに違いない!

いえ~い、ウォークインいえ~い

ウォークインいえ~い

いえ~い  ふええぇ~い

 

 

・・・・・・・・・・よく分からんけど

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