谷山です。
今日はこのブログでも多々出てくる単語である「陽氣」について説明してみようと思います。
「陽氣」とは氣を集めて凝縮させたエネルギー
このブログでもそこそこ記事は書いてるんですけど、トレーニングのベースとなる「陽氣」について説明してる記事を書いてなかったんですよね~
「陽氣」っていうと
「あの人は陽氣な人ね~」
みたいな意味合いをイメージする人が多いですけど、行法の世界における「陽氣」は全く違った意味合いがあります。
まぁ、中タイトルでも書いてありますけど、「陽氣」とは自分の氣を集めたエネルギーの事です。
普段は氣ってあんまり体感があるモノではないのですが、集める事によってエネルギーが凝縮されて「熱」を帯びます。
その「あっついエネルギー」を「陽氣」と呼ぶ訳です。
なぜ温かいエネルギーが発生するのか?
はっきり言って「陽氣」を生み出すのはそんなに難しい事ではありません。
「瞑想」や「呼吸法」を続けていくと全身の生理機能が活性化していきます。
活性化すると血液の流れも盛んになりますし、血液の流れが盛んになれば「氣エネルギー」の流れも盛んになります(氣血同行)
人間は生理機能が活性化しての流れが盛んになると血流が良くなって体が温かくなるので、そのエネルギーを一か所に集める為に「温かいエネルギー」が発生する訳ですね。
その様に「陽氣」は熱感を発するので陽氣を発生させる事を「氣に火をつける」などとも言ったりします。
「陽氣」の発生する場所
一般的には
「陽氣が発生する場所」
はある程度定められている事が多いです。
一番有名なのは「丹田」(2番チャクラ)ですね。
ただ、一般的に「丹田」と言われる場所は仙道では「下丹田」と言われます。
ツボ名で言うと「氣海」と言われ、氣が海のようにどんどん溢れてくる事からその名前が付けられました(実際に丹田が発達すると氣がジャブジャブ出てきます)
伝統的な行法では「下丹田」「中丹田」(4番チャクラ)「上丹田」(6番チャクラ)で練る事が多いのです。
エナジーラボでも最初は下丹田から陽氣を発生させますが、トレーニングが進むにつれ各チャクラで陽氣を練るようになります。
伝統を重んじる流派だと
「氣を練るのは丹田」
という決まりもありますが、ウチでは特に定めておらず、トレーニングが進めば体のどこでも「陽氣」を発生させる事が出来るようになります。
ただ、やっぱり「陽氣」を大量に発生させようと思うと3つの丹田のどこかが一番やりやすかったりもするんですよね~
「陽氣」を発生させるには
さて、そんな「陽氣」ですが、どうやって「氣」を集めて練るのでしょうか?
「集めて練る」と言っても結局は「エネルギーのコントロール」が重要になってきます。
エネルギーを集めて陽氣を練る為に必要な所作は
・呼吸によるコントロール(武息など)
・意識の集中によるコントロール(意念)
の2つがメインになります。
ただ、何もやってない人がいきなり
「よし!陽氣を発生させよう!」
と思ってもチャクラや氣脈の開発をしていないは氣の総量自体がそこまで多くないので、エネルギーを集めたとしても
「??」
で終わってしまう事も多いですし、実際に発生させる事が出来たとしても自分だけの感覚では実感できない事もあります。
また、一人で修行をしてても進行度合いはあまり速くないので陽氣を練るまでに結構な時間がかかる事がほとんどです。
逆に「陽氣を発生させる」為のある程度のコツを掴んでしまえば、少し丹田に意識を向けただけでどんどん陽氣が発生する様にもなっていきます。
「陽氣」のパワーを使いこなせ!
さて、そんな「圧縮されたエネルギー」である陽氣ですが、当然の事ながらかなりのパワーがあります(もちろん個人差あり)
そのパワーの塊である陽氣を使って「チャクラ」の開発や「氣脈」の開発を行えばどんどん開発が進み、更なる「陽氣」を生み出す事が出来るようになっていきます。
「陽氣を持って更に陽氣を生み出す」
これがトレーニングにおける醍醐味の一つなのかな、と僕は思います。
ただ、どれだけ強いパワーを持ったとしても、それを使いこなせなければ意味がないとも思っています。
「陽氣」を使いこなすってどういう事でしょう?
まずはしっかりとした「コントロール」をする事です。
原付免許しか持っていない人がいきなり大型のバイクを運転したら危ないのと一緒で、トレーニングをしてるとパワーがどっとつくので、まずはそのパワーに慣れながらしっかりとしたコントロール法を身に着けるのが重要です。
そして、蓄えたエネルギーをしっかりとコントロールして「健康促進」や「運氣上昇」「能力開発」「瞑想」などに使っていくのが基本的な使い方となりますが、大事なのやっぱりそれだけではなく、パワフルなエネルギーを使って自分の「現実」を変えていく事が一番大事だと思うのです。
その人その人で動かしたい「現実」って違いますから
「こうやって使っていけばいいよ!」
と一概に言う事は出来ませんが、何をするにも「パワー」が無ければ始まりません。
「自分が生きたいように生きる!」
こう書くと何だか我儘な印象を受けますけど、一生一度の人生ですからとことん我儘に生きるのってアリだと思っています。
そんな風に良い意味で「我儘」に生きるにはやっぱり自分のパワーを増やして使いこなしていく事が重要なんじゃないかな~、と思う訳です。
「氣エネルギー」は「生命力」とも言えますからしっかりと練ってパワフルに使いこなしていきたいですね~
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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