谷山です。
前回の記事の続きで今回は
「自分の意識を俯瞰目線で視る」
という事をテーマに書いていきたいと思います。
俯瞰目線とは自分の意識を観察する事
自分自身を「俯瞰視」したり「客観的目線」で視るのに大事なのは自分の意識をよ~く「観察」する事です。
「観察」っていうと皆さん昆虫観察とか植物観察みたいなモノをイメージされる人が多いでのですが、ここでいう所の「観察」はそれらとは一線を画します。
「フムフム この昆虫は足がこんな風になってるんだな」
「この花は綺麗な花びらが6枚ついてるのね」
一般的に「観察」ってのはこんな感じで対象をよく見てそれについて分析したり感想を述べたりします。
でもここでいう「観察」は分析や意見、感想などは一切排除した「観察」です。
そして観察対象は自分の「意識」(心)です。
自分の意識をよくよく視てみてそこに思考や感情を入れる事なく観察します。
「ただ視る」
という事ですね。
こう聞くと簡単そうでしょ?
でもね、実際やってみると色々と思考や感情が湧いてきて「ただ視る」というのがどれだけ難しいか、また普段はどれだけ自分の意識がせわしなく動いているのか、という事がよく分かってきます。
まぁ、いきなり
「自分の意識を思考や感情を入れずにただ視なさい」
って言われても難しいですよね~
なので自分自身への「観察力」を上げるやり方があるのでご紹介してみます。
自分の動作や心を実況中継してみよう
自分の意識をただ視る練習として
「実況中継瞑想」
を僕はよく勧めます。
やり方は簡単で
「自分が何を考えているか」
「自分がどのような動きをしているか」
という事を頭の中で実況中継するだけです。
例えばこのブログを読んで
「観察!?またコイツ変なこと言ってんな」
と思ったとします。
そしたらその思考について
「~という風に考えている」
と付け足します。
たったこれだけです。
「観察!?またコイツ変なこと言ってんなーーーー(という風に考えている)」
みたいな感じです。
文章にするとただ単に言葉を付け足しているような感じにしか映りませんが、実際にやってみると自分の意識を客観視している訳で意外と冷静な氣持ちになれちゃったりします。
そんな感じで自分の思考や感情が出てきたら「~という風に思ってる」と付け足す事で自分の思考や感情を実況中継する事が出来ます。
また、自分の動作においても同様で、例えば歩く時にただボッーと歩くんじゃなくて
「右足が前に出てる、左足が前に出てる、右足が前、左足が前、右が・・・・・」
という風に自分の動きに対して頭の中で実況中継をする事で観察力が磨かれます。
また、そうやって自分の思考や動作を頭の中で実況中継する事で「雑念」「妄念」が生まれてくる余地が無くなり、集中力も増すし精神的にも安定します。
「実況中継」している時は「自我意識」を俯瞰的な目線で視る事になり、自分の本質的な部分と繋がりも太くなっていきます。
ちなみに前回の記事にも書いてますが、これは立派な瞑想法の一つで「ヴィパッサナー瞑想」と言います。
お釈迦様が悟りを開いたとされるありがた~い瞑想法でございます。
この方法を伝えると
「えーー 歩く時にそんなこと意識するの面倒臭いですーーー」
と言う人もたまにいますが、歩いている時に崇高な思考を張り巡らしている訳じゃないんだろうから、雑念で意識をあっちこっちに飛ばしまくってるよりは実況中継瞑想をしながら歩いてた方が全然良いんじゃないかな~、と僕は思います。
まとめ
一応、前回からの記事の流れで今回の記事を書いてますが、何だか記事の大テーマが少しづれちゃってるのは自覚してます(笑)
そんなんで前回からの流れをまとめてみます。
・「イメージ」(意識)はとても強いエネルギーを発している
・「イメージ」(意識)のエネルギーが自分の現実を作ってる
・でも多くの人は自分の意識がどんなエネルギーを発してるか分からない(自分の意識と同化している為)
・なので実況中継瞑想をする事で自分が普段どんな意識でいるのかを知る
という流れでございました。
いつも書いてますが、「ネガティブなエネルギー」ってのは強いもんでそれに引っ張られて「自分自身がネガティブ」になっちゃってる人がたくさんいます。
でも実況中継瞑想をやる事で自分がどんな意識でいるのかを知れたらその時はもうかなり俯瞰した目線で自分を視れてると思います。
「ああ~ 私っていつもこんなネガティブだったんだな~」
みたいに氣付けたらしめたもんで、少しづつ「自分にとってより良いモノを意識する」という事が出来始めた証拠です(それでもまだまだ引っ張られますが)
「自分の意識が世界を作る」
よく言われてるますが、これは色々な意味で本当の事だと思います。
自分の意識を俯瞰的に視る「実況中継瞑想」ぜひ試してみて下さいね。
悟りも開けちゃうかもしれないよ(笑)
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
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