どんな時でも意外と何とかなっちゃう方法

谷山です。

今日は緊張してしまっている時やピンチの時などを自力で凌ぐ簡単な方法を紹介したいと思います。

まぁ、いつもの如く慣れるまでは少し時間がかかる方法だけんども理論的に知っておいて損はないと思うから最後までお付き合いよろしくお願いします~

ピンチは外部からも内部からもやってくる

あなたは「ピンチ」を感じた事はありますか?

「ピンチ」に陥った時、普通の人は体が緊張(硬直)します。

その「ピンチ」(緊張)は例えば何かの出来事が原因で事もあるかもしれませんし、「パニック障害」などの自分の内部から起きる事もあります。

「財布を落とした! やべーピンチだ!」

「あの人と会うと緊張して何を喋っていいかわからない」

こういった様に外部に何かしらの問題が起きて体が緊張してしまうケースもあれば

「将来の事を考えると不安で不安でしょうがない」

「過去の記憶がフラッシュバックして苦しい」

この様に自分の感情や記憶が元となって緊張してしまう事もままあります。

まぁ、はっきり言って体の緊張を起こしてしまう要因は外部でも内部でも構わないのですが、人は体が緊張してしまっている時に必ず共通している事柄があります。

ピンチの時は呼吸が浅い

見出して書いてしまっていますが、体が緊張している時に共通している事柄として

「呼吸が浅くなってる」

という事が挙げられます。(筋肉が硬直してるとかもあるけど)

呼吸が浅くなり、体に力が入りまくるので「氣エネルギー」はどんどん上昇してしまい、頭部で停滞するので更に緊張が増してしまう事も少なくありません。

そうなるともう冷静な判断は出来なくなりますし、良い結果を生む事も少なくなります。

ではどうやってピンチを乗り切れば良いのでしょうか?

「ヤバい!」と思ったら呼吸を意識する

人間の身体運動は「随意運動」と「不随意運動」に分かれます。

「随意運動」とは手や足、眼球など自分の意志で動かせる部位を動かす事をいいます。

そして「不随意運動」は自分の意志では動かせない身体運動の事を指します(心臓などの内臓器官とかだね)

スタンド使いは心臓すら自分でコントロールできます

人間の心肺機能の99%は勝手に動く「随意運動」ですが、「呼吸」だけは自分の意志で調節できる「不随意運動」です。

ですが、緊張してしまっている時などはその唯一の「不随意調節」が出来る呼吸すら自分の意志でコントロール出来なくなっている事がほとんどです。

また、さっきも書いた通りそういった状態ではテンパっちゃって普通の思考は出来なくなりますし、身体機能も低下してしまいます。

なのでそういう時はシンプルに「呼吸」をゆっくりとするだけで緊張が解けて体が緩んでいきます。

そして冷静になり、リラックスできるとピンチはピンチで無くなります。

よく

「落ち着け! まずは深呼吸しろ!」

なんてよく聞きますけど、それは本当の意味で正解なんですよね~

ただ、なにぶん「緊張」している時ですから自分の呼吸にも氣付きづらいです。

なのでまず最初は平常時から自分の「楽な呼吸」がどんなもんなのか意識を向けてチェックする癖をつけていきましょう。

「呼吸」が深いとエネルギーが全身にまわる

呼吸が浅いと全身を巡る血液の量も少なくなります。

東洋医学では

「氣血水」(きけつすい)

とか言ったりしますが、「血液」と「氣エネルギー」は深い関係があり、血液が全身に行き渡ればエネルギーも全身に行き渡ります(逆も然り)

そして「氣エネルギー」が行き渡れば全身の筋肉の緊張も取れてリラックスできる訳です。

ただ、ピンチの時などはいくら自分で呼吸をゆっくりしようとしても、心拍数が高くなってる訳ですから身体と精神がある種パニックになっていて呼吸を浅く早くさせようとしてきます。

そこを意図的にゆっくりとした呼吸をし続ける事によってビックリするぐらい心が落ち着いていくんですよね。

僕の経験上、どんだけ自分が

「ヤバい!」

と感じた時でも深い呼吸を維持する事によってさっきまで「ヤバい」と思ってた事柄が

「何とでもなるさ~」

みたく沖縄人みたいな感じになっていくんですよね。(これホント)

なんくるないさ~

そうなっちゃえばもう後はこっちのもんで、外部的や内部的にかかわらずどんな問題に直面していたとしてもリラックスした状態になってしまえば意外と簡単にクリアできてしまうんですよね~

そういった事を繰り返していくうちに

「どんな問題でも自分次第で何とでもなる」

という事が肌で実感できるようになっていきます。

僕はこれを技術的に行いますから、自分にとってどんな事が起きても乗り越えていく自信は普通にあったりします。

昔はビビりだったんですけどね・・・・・・

落ち着かせる為の呼吸法

では、そういった時にどんな呼吸をすればいいのでしょうか?

もちろん、自分がやりやすい方法で良いのですがここではより一層「氣エネルギー」を全身に巡らせ落ち着きを取り戻しやすい呼吸法をご紹介します。

まずは鼻からたっぷり息を吸います。

そしてその反動で息を吐きたくなりますから今度は口からゆっくりと吐くだけです。

たったこれだけです。

ただ、いくつかポイントがありまして、鼻から吸うときは出来るだけたくさん吸います。

そして一瞬だけ息を止めたあとに吸った反動を使いゆったりと口から「ハァ~~~~~~」と長くゆっくり吐き出します。

そして吐き出す時は肩の力を抜く事を忘れないでください。

まとめ&補足

肩の力を抜きながら鼻からゆったりたっぷりと息を吸う

一瞬だけ息を止める(慣れてきて落ち着きつつある状態になったら息は止めない)

肩を落としながらハァ~~~とため息を吐く様に深く息を吐く

※吐く時に丹田に向かって吐く様なイメージを持てれば尚良し

この呼吸法を普段から練習しておくといざという時に「パッ」と出来るようになります。

ピンチの時の問題点

「ピンチ」の時の呼吸法は本当に効果絶大です。

これは僕の経験でもありますし、生徒さん達も大勢経験しています。

また、「合氣道」など武術に携わる人や「ヨーガ」「氣功」などに携わる人達も口を揃えて呼吸の重要性を説いています。

ただ、問題点が二つほどありまして、その一つはさっきも書いた通り

「ピンチ(緊張)の時ほど自分の状態に氣付きづらい」

という事です。

これはもう、普段から自分の呼吸をチェックして貰うしかないんじゃないかな~、と思いますので日ごろから氣付いた時にご自分の呼吸の深さを確認する癖をつけといてください。

そして、もう一つの問題点ですが

「どれだけ呼吸法をしていれば落ち着いていくのか分からないから効果が実感しずらい」

という点です。

これは生徒さんからもたま言われます。

さっきも書きましたが、人間は有事の際には呼吸が浅くなる傾向があります。

それは心身が緊張してしまい心拍数を上げるからなんですね。(酸素くれ~って)

心身が呼吸を乱している、でも自分は呼吸を整えたい・・・・・・

これを僕は「精神の綱引き」と呼んでいますが、僕はこの手の質問を貰った時には

「落ち着くまでやるから効果が出る」

と答えます。

一見すると当たり前の様に聞こえますが、実はそうでもありません。

そりゃ「落ち着く呼吸法」を1~2分ぐらいやってすぐに効果が出るならそれに越した事はないけど、そんな簡単に落ち着くような「ピンチ」だったらわざわざ呼吸法やる必要もないと思いますし、よっぽど鍛錬を積まないとそんなに急に落ち着く訳もないですよね。

ちなみに僕は最長で1時間ぐらい「綱引き」をしていた事もあります。

その間はずっと精神的に「ピンチ」ですから乱れがちになりますけど、そういった時はただひたすら「呼吸」に集中です。

でも最終的には絶対に精神は落ち着いてきます。

それにそういった場数を踏めば踏むほど慣れてきて、最初よりも「綱引き」の時間はどんどん短くなりますし、有事の時に反射的に呼吸が緩む癖もついてきます。

ちなみにこの呼吸法は現象的な「ピンチ」だけでなく、精神的な「ピンチ」の時でも有用です。

僕は世に恐れられている「クンダリーニ症候群」を何度か経験していますが、その時もこの方法で乗り切りました。

何度も乗り切っているうちに「クンダリーニ症候群」もぜんぜん怖いと思わなくなるんですよね。

まぁ、何事も一朝一夕に出来る訳ではないので、やっぱり日ごろから自分の呼吸(状態)をチェックしておく癖はつけておいた方が良いです。

こういう事を言うと

「え~ なんかめんどくさいです~」

とか聞こえてきそうですが、実際に効果は抜群な方法ですから自分の為にも活用してみて下さい。

日ごろの鍛錬をサボる人は自分をコントロールする事は難しいって事でございますね~

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