ヒーリング・ハイにご用心

谷山です。

ウチは基本的に

「パワーを上げつつエネルギーワークが出来るようになれば色んな事が出来ちゃうよね」

みたいなスタンスで教室をやってる訳ですが(すっげぇ大雑把な説明)レッスンを受けられてる生徒さんの中には

「ヒーラーになりたい」

という風に考えている方も結構な人数いらっしゃいます。

そこで今日はそういった「ヒーラー志望」の人達や日常の中で疲れやすさを感じてる人へ向けて記事を書いてみたいと思います。

さぁ、行ってみよう!

ヒーリング・ハイ

「ヒーラー」と言えばエネルギーワーカーの代名詞みたいな感じですし、ヒーラーに憧れている人にもたくさん会った事があります。

「ヒーラー」というのは名前の通り「ヒーリング」を起こす人を指す訳ですが、そんな人達に覚えておいて欲しい言葉があります。

それは「ヒーリング・ハイ」という言葉です。

あんまり一般的な言葉ではないですから聞いた事も無い人も多いと思いますが、これは

「ヒーリングを行う事で術者自身にもヒーリングが起きる現象」

みたいな感じで受け取って貰えれば良いかな、と思います。

他人をヒーリングする事で自分にもヒーリングが起きて身体が軽く感じたり氣持ちが緩んだりするような感じです。

「え!? 人をヒーリングして自分も癒されるなら最高じゃん!」

と感じると思います。

実際その通りではあるのですが、自身にヒーリングが起きている陰では思いもよらない事が起きている事もあるので注意が必要だったりします。

ヒーリング・ハイが起きる原理

人をヒーリングしてヒーリング・ハイが起きた時、どういった事が自分の中で起きているかというと

・ヒーリングを始めて相手のエネルギーの状態と同調

・ヒーリングをする事で相手の悪い部分が浄化される

・同時に自分の中の同調した部分にもヒーリングが起きる

・結果、自分も癒される

かなり大雑把な説明ですが、大体の流れはこんな感じになります(もちろん流派やヒーリング方法によりますが)

そんでこの流れの最後の「自分も癒される」というフェーズがここで言う所の「ヒーリング・ハイ」という風になる訳です。

ヒーリング・ハイが起きるポイントは

「一度同調してから癒される」

という部分にあり、本来無かった不調が改善された事で自分自身も「癒された感」を感じる訳です。

例えば、肩こりが無い人が急に肩こりに襲われて更にその肩こりが急に改善されたら

「肩が軽くなった!」

と感じるみたいなもんなんですよね。

元々無かった不調を抱えてしまいそれを自分のエネルギーで改善する訳ですから、例え自分は

「癒された~」

と感じてたとしてもエネルギーの消費はなかなか激しかったりするので、後からドッと疲れが押し寄せてきたり、ネガティブな思考に苛まされたりしてしまうんです。

それがヒーリングをした事で起きてるなんて微塵も思わずにね。

しかもそういった事が多く起きれば起きるほど自分のエネルギーの消費も激しくなるので自分のパワーも下がってしまう訳です。

これがヒーリング・ハイの恐ろしいな~、と感じる所です。

ヒーリング・ハイはヒーリングをした時だけに起きる訳じゃない

この「ヒーリング・ハイ」はレイキなどの「自分以外のエネルギー」を使用するヒーリングには起きずらく、「自分のエネルギー」を使用するヒーリングで起きやすい現象だったりします。

けど、自分以外のエネルギーを使うヒーリングでも術者の腕が未熟だったりする事でヒーリング・ハイは起きます。

でも、なかなかそれに氣付くのはなかなか難しい事だったりします。

氣付けない場合などは

「良い仕事したな~」

みたいな充足感だけ感じてその陰の事まで意識が向きません。

そしてヒーリング・ハイは何もヒーリングをした時だけに起きる訳ではなく、人と会話をしている時などにも起きます。

例えば、自分が落ち込んでいる人を慰めたり励ましたりしている場面を想像してみて下さい。

あなたは一生懸命に相手を元氣づけようと頑張ります。

結果、落ち込んでいた相手は

「あなたのお陰で元氣が出た」

「あなたの話を聞いていて癒されました」

そんな風に言ってくれたらあなたはどういう風に感じますか?

「良かった、一生懸命やった甲斐があった」

「この人が癒されて良かった」

と口には出さないかもしれませんが、そういう風な充足感や安堵感は感じるのではないでしょうか?

これって素晴らしいですよね。

僕もこの仕事に就く前から何度も経験している事ですが

「人の役に立てた」

と実感できるのは何とも言えない爽快な氣分になったり自分の心が優しくなるのを感じたもんです。

でもこれって、実は「ヒーリング・ハイ」という現象が起きているから自分も心地よくなっている可能性がある訳です。

要はエネルギーワークなどのヒーリングに限らず、ヒーリング・ハイは起きうる、という事なんです。

ヒーラーさんはもちろん、カウンセラーや整体師の人でやたら元氣や覇氣が無い人はこのヒーリング・ハイからの上手な回復の仕方を知らないからなんだと思います(というかヒーリング・ハイという概念自体知らない人が多いと思います)

人を癒したら自分も癒してあげよう

ヒーリング・ハイについて色々と書いてきましたが、ヒーリング・ハイという状態が悪いという事を言っている訳ではありません。

ヒーリング・ハイは単なる現象です。

人を癒す事で自分も癒される事はある意味で自然な事であり、そこに良い悪いもありません。

ただ、「人を癒す」「元氣づける」という事を行った時に、自分も癒される感覚を感じて満足するだけはなく、その陰には自分のエネルギーを消費している背景だったり邪氣を被っている可能性がある事を知っておくのが大事なんだと僕は自分の経験から学びました。

人を癒したり元氣づけたりする事ってとても充足感を感じますし、自分の成長にも有意義だと思います。

けど、そうやって何か人を癒したり元氣付けたりするような事をした時には、その後にちゃんと自分に対しても癒しを感じる事をしてあげる事が重要なんだと思います。

マッサージに行ったりストレッチをするのも良いですし、ゆっくりとバスタイムを楽しむだけでも良いと思います。

人様のお役に立てた後はキチンと自分自身のケアをしてあげて欲しいな~、と思って記事を書いてみました。

もちろん、このヒーリング・ハイはヒーリングを行えば必ず起きるという訳でもありませんし、流派によっては一切起こさないやり方などもあったりします。

でも、もしヒーリング・ハイが起きた場合は自分の中のエネルギー消費もけっこう激しかったりするのでこの概念を覚えておいて損はないと思います。

人を癒し、自分も癒される・・・・・

素晴らしい事だと思いますが、なぜそういった事が起きるのか?

また、起きたらどうすれば良いのか?

そういった事を意識しながらヒーリングをしていけばもっと深いヒーリングが出来るようになっていくと思います。

奥が深いヒーリングライフを送って下さいね!

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