谷山です。
現代を生きる多くの人は丹田が弱っています。
「丹田」っつーのは
「氣を生み出す場所」
という意味があるので丹田が弱ってたりすると氣があんまり出ません。
氣が出てないから精神衰弱しやすくなったり、頭の中でゴチャゴチャ考えすぎたりして無駄な時間を過ごす事が多かったりします。
そんな訳で、今日は
「けっこう簡単に丹田を鍛えられる方法 けどちょっと苦行♡」
の方法をお伝えしたいと思います。
では行ってみよう!
丹田は氣を生み出す場所
「臍下丹田」ってのはへその下3㎝ぐらいの場所にあり、ツボの名前で言うと「氣海」と言います。(臍下ってのはへその下、って意味)
氣海に意識(氣)が集まれば集まるほどより多くの氣が生み出されます。
でも、生きてたら視覚やら聴覚を無意識に使うのが普通なので意識は頭部を中心にあっちこっちへ行ってる事が多く、氣海(丹田)へ供給されるエネルギーは少なくなる傾向にあります。
こういった事を知らないと自分の意識が普段からどこに向いてるか?、なんて氣にも留めないかもしれませんが、知っていると
「じゃあ丹田を意識しよう」
という風に意識する事が出来ます。
病氣とかも一緒ですが、自分が病氣だと氣付いてなければ治療は出来ません。
でも自分が何かしらの病氣であると氣付ければ病院で治療を受けて快方に向かう、みたいな感じです。
「知る」という事は「氣付き」を得る為にとても重要な事なのです。
と、いう事でここから本題の「丹田の鍛え方」について書いていこうと思います。
この時期だからこそやりやすい「意守丹田」
丹田に意識を置き続ける事を「意守丹田」と言います。
何も難しい事はなくて、ずっ~と丹田に意識を置き続けるだけの事なんですがやってみると意外と出来ないもんだったりします。
目に写るものに意識が向いたり雑念が出てきたりしてしまう事がほとんどだと思います。
慣れてない人だとじっと座って意守丹田をするのは難しいかもしれません。
そこで、今の時期だからこそやりやすい「意守丹田」のやり方をご紹介します。
この時期、めちゃくちゃ寒いじゃないですか。
表に出ると
「うう~ 寒い」
なんて身を縮こませてる人も多いと思います。
これは言い換えると
「寒さに意識が向いている」
とも言える状況です。
そんな状況だからこそ逆に丹田を意識し続ける事で自分の変化に氣付きやすくなります。
やり方はシンプルで、歩きながらゆっくり呼吸をします。
そして、息を吐く時には
「吐く息に意識を向けて丹田に吐き続ける」
という事を意識します。
ちなみに息を吐く時は体の中心を呼吸が降りていき丹田を暖めるイメージです。
体外じゃありません。
寒い時に手に息を吹きかけて暖めるイメージに近いですね。
寒いと呼吸は浅くなりがちなんですが、出来るだけ深い呼吸を意識し続けます。
やり方はたったこれだけです。
もちろん、他の歩行者や車には注意しないといけないですが、そこら辺は特に意識しなくても「自分を守る為」に無意識的に回避できたりします。
そして歩きながら意守丹田が出来てくると不思議と寒さを感じなくなります。
それは意識が寒さに向かず丹田に向かう事によって氣が出てきて身体が緩むからです。
これが出来てくると
「普段の自分の身体はかなり緊張してたんだな」
という事が分かってきますし精神は安定して氣分も良くなります。
ただ、自分の意識が寒さに向き続けていると意守丹田はなかなか出来ません。
どれだけ自分の呼吸に対して意識を同調させるかがポイントになります。
心身統一合氣道協会のお歴々は元旦のクソ寒い時期に山の中でふんどし一丁で川に入り修行をするそうです。
もしその時に
「川の水は冷たいな~」
「心臓麻痺起こしたらどうしよう」
なんて考えてたら氣は出てこなくなります。
ただただ「氣を出す事」に意識を向ける事で寒さを感じる事なく「行」を完了させます。
「川の中に入っても寒さを感じないようにしよう!」
とまでは言いませんが、この寒い時期に
「ああ~ 寒い寒い」
と外的な刺激に意識を向けるのではなく、せっかくですからそういった環境すらも自分を向上させるシチュエーションに変えた方がいいかな~、と思う訳です。
出勤時でも何でもですが、「歩く」という行為は一日の中でほとんどの人が行います。
どうせ歩くならば、「寒い寒い」と意識を散漫にさせながら歩くのか、自分のポテンシャルを高めながら歩くのかはどっちがいいかは明白ですよね。
こういう事を書くと
「どれだけの時間やれば効果が出ますか?」
という質問を頂く事が多いのですが、僕は決まって
「効果が実感できるまでやるのが最善」
と答えています。
そういった意味でもこの時期は寒い中を歩く機会が多いですからどうせ歩くなら「意守丹田」を意識しながら歩いてみるとまた違った視点で世界を見る事が出来るかもしれません。
良かったら試してみてちょ
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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