谷山です。
皆さん、「集中力」欲しいですか?
ウチは瞑想を教える教室でもあるので、来られた生徒さんとよく「集中力」について話したりします。
ただ、けっこう皆さん「集中力」について間違った理解をしている方も多いので今日は実践的な「集中」という事を書いてみようと思います。
「集中」とは?
「集中」って聞くとどんなイメージを持ちますか?
皆さんが思い描く「集中」って「うおおおお~~」なんつって
「目の前の事以外、全く眼中になく一つの事しかやっていない状態」
をイメージする人って多いです。
確かにこの状態だと「集中」しているように見えますけど、実はこの状態は「集中」ではなくって「没頭」と言います。
他の言い方だと「ゾーン」とかとも言ったりしますね~
この状態って「集中」している事はしているのですが、極度の集中であってあんまり狙って入れるモノでもありませんし、この状態はそこまで長続きしません。
なのでこの状態を
「集中している状態」
と定義してしまうのはちょっと違ってくるんですよね~
「集中状態」とは「今」にいる状態
それでは、本当の「集中」とはどんな状態なのでしょうか?
それは
「今ここ」
にいる状態の事を指します。
「今ここ」なんてどっかで聞いた事ある言葉が出てきましたね(笑)
日本のスピリチュアル業界とかではけっこう使われてる言葉だったりするので、ご存じの方も多いと思いますが、これもメチャクチャ誤解して使っている人が多いです。
「今ここ」というのは別に特別な状態とかではなくて、言い換えると
「今の感覚を享受している」
みたいな感じです。
もっと言うと
「自分が今、何をやっているか把握している状態」
だと思って下さい。
思考が減って、感じる事に意識を集中している事が本来の「集中」であり、それを最近では「マインドフルネス」と呼ぶ事が多いです。
「今ここ」には感覚しかない
「マインドフルネス」の状態は、過去の後悔も未来の不安もありません。
そこにあるのは「感覚を享受している自分」だけです。
この状態は非常にリラックスをしている状態であり、呼吸も深くなっていてとても「楽」です。
この状態になって初めて自分が集中したい事柄に対して全力でエネルギーを向ける事が出来ます。
「雑多な思考」というのは集中の邪魔になる事が多くあります。
「感じてる時は考えていない」
この言葉を一つの目安にして貰えばよいかもしれませんね。
※ここでは分かりやすく「感覚」というモノにフューチャーしていますが、実際の「マインドフルネス」は「メタ認知」(客観視)であり、「自分が行っている事を把握している状態」を指します。
「今ここ」にいない時
「集中している状態」というのが「今ここ」であるならば「集中していない状態」はどんな時の事を指すのでしょうか?
それは簡単に言うと「ながら」の状態を指します。
テレビを見ながら食事する・・・・
話しながら本を読む・・・・
音楽を聴きながら歩く・・・・
こういった事は多くの人がやった事があると思いますが、この状態は「今ここ」とは言えないですね~
ちなみに、この「ながら」をしている状態を「マインドレスネス」と言います。
現代人の多くは常にこの「マインドレスネス」の状態にあると言ってもいいかもしれませんね。
まとめ
ここまで「マインドフルネス」と「マインドレスネス」について簡単に書いてみました。
こう書くと
「マインドフルネスは良くてマインドレスネスは良くない」
みたいに受け取られそうですが、決してそんな事はないです。
僕が行うセッションでは「カウンセリング・ヒーリング」と呼んでいる「話しながら氣エネルギーを送る」というパートがあります。
これは「会話」に意識を集中させながら、生徒さんにエネルギーを通す訳ですから「マインドレスネス」になる訳ですね。
大事なのは使い分けです。
ただ、基本的には日頃から「マインドフルネス」である事を意識していた方がイザと言う時の「集中力」が違ってくる事は間違いありません。
まぁ、専門用語を使ってると難しく感じてしまうかもしれないから簡潔に書くと
「常に自分の行っている行動や思考を客観視する癖をつける」
という事を意識していくだけで集中力は格段に上がりますので
「集中力をつけたい!」
そう思っている人は参考にしてみて下さいね。
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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