谷山です。
生徒さんとレッスンをしていて
「抱えてる問題を解決するワーク」
を実践しよう、という話になりました。
その生徒さんは少し前に引っ越しをして今は海沿いの町に住んでいます。
引っ越したぐらいから
「海沿いだから湿度が高い。ひどい時は室内湿度が80%ぐらいになる。常に部屋の中がジトッとしてるんですよね・・・・・」
という話を何度も聞いていました。
湿度80%ってなかなか凄いですよね・・・・・
「じゃあ、そういった問題点も含めて解決に導いてくれるワークが必要だね」
と、実際にワークを行う事になりました。
ワークの内容はレッスンを受けてくてる生徒さんにお伝えする内容なのでここで詳細は書きませんが、このワークで必須な項目として
「自分がいま抱えてる問題をピックアップする」
というものがあります。
「よし、じゃあいま自分が『これを解決したい!』という問題を挙げていこう」
という運びになり、生徒さんに解決したい問題をピックアップして貰いました。
「まず、やっぱり部屋の湿度が高いのが一番です」
「よし、じゃあ次は?」
「〇〇〇〇です」
「ほい、次」
「×××です」
「OK、他には?」
「う~ん、それぐらいですかね・・・・・・」
「え?たった三つだけでいいの?他には何かないの?」
「ちょっと思い当たらないです」
という事だったのですが、こちらの生徒さんレッスンの中で仕事での悩み相談なんかもしてくれたりしてます。
なのに今回ピックアップした中には仕事の事についての問題は含まれてませんでした。
「仕事の事についてはどう?いまは楽しく仕事出来てるの?」
と聞くと
「毎週月曜日になると『これから一週間がまた始まるのか・・・・』と足取りが重いです」
と答えてくれました。
「じゃあ、それ抱えてる問題じゃん!」
と指摘すると
「あ、そういやそうですね ははははは」
と笑ってました(笑)
結局、この時はワークの精度を上げる為に一度家に持って帰ってしっかりと自分の解決したい問題をピックアップして貰う事となりました。
認知したモノだけが意識にあがる
この時のレッスンでも話したのですが
「人間は自分が認識したモノしか認識できない」
という法則があります。
当たり前っちゃあ当たり前なんですが、実はエネルギーワークなどだけでなく、全ての物事においてかなり重要なテーマでもあります。
例えば、この記事を読んでくれてる人はスマホかパソコンで読んでくれてると思います。
文章を目で読む、という事は目の焦点はこの文章にある訳です。
この時、自分の鼻の頭が意識に入ってるでしょうか?
視界には鼻の頭は入ってるはずですがほとんどの人は認識してなかったと思います。
でも、こうやって指摘すると鼻の頭がなんとなく見えてくるでしょ?
見えてたはずなのに指摘されるまで見えなかった・・・・・・
こういったモノを「スコトーマ」(心理的盲点)と言います。
人間の潜在意識って
こんな感じで表される事が多くあります。
この図でいうと「潜在意識」がほとんどの割合を占め、「顕在意識」はほんのちょびっとしかありません。
これでは
「人間の意識のほとんどが潜在意識なら氣付けなくて当然」
という解釈をする人が多くいるのも頷けます。
でも今の心理学では顕在意識と潜在意識の関係性は大きく変わっていて
こんな感じで表されます。
どういう事かと言うと、「潜在意識」というモノは意識の奥深くに眠っているモノではなく
「単に意識が向いてないから氣付いてないだけ」
という解釈です。
これを「意識の同時並行処理」と言います。
さっきの鼻の頭が良い例ですよね。
もっと言うと
「意識をフォーカスさせていて顕在意識にピックアップされた部分が顕在意識でフォーカスしてないから意識に上がってないのが潜在意識」
という感じです。
さっきの生徒さんの話でいうと
「仕事に行くのが憂鬱だがそれを当たり前の事と解釈し、問題として認識してなかったが故に解決したい問題として意識に上がらなかった」
と言えます。
この例も踏まえて、「潜在意識」を最新の心理学的に解釈すると
「潜在意識は深い部分にあるのではなくて、ただ単にフォーカスしてなかった部分」
という風になる訳です。
う~ん、シンプル
今まで氣付けなかった潜在意識の部分に氣付く方法
こうやって新しい解釈(新事実)が生まれる事で意識の持ち方がガラッと変わるのが人間の意識の面白いところです。
今まで自分が氣付けなかった部分(スコトーマ)に意識を向けて認識する事で自分の問題点や自身の成長、目的達成に必要な要素に氣付ける訳です。
でも
「よし!じゃあ今まで目を向けてなかった潜在意識に目を向けてみよう!」
と思ったとしてもいきなりはなかなか難しいんじゃなかな~、と思います。
だって、今まで氣付かなかった事に対してフォーカスをしようと思ってるのだから今までと同じ事をやっても意味がないからです。
なのでもし、自分の潜在意識に眠る盲点にフォーカスをしたいのなら今までやってなかったような事をやってみるのが大切です。
特に「身体を動かす事」はおススメです。
ジョギングや水泳、ダンスや舞踊など身体を動かす事で
「あ、自分はこういう事が得意(苦手)だったんだ」
などと今まで氣付けなかった自分に氣付く事が出来たりします。
他には
「今まで読んでなかったようなジャンルの本を読む」
「やろうと思ってた箇所の掃除をしてみる」
「内観や瞑想、氣功などをしてみる」
なんかも良いんじゃないかな~、と思います。
要は
「今までやってこなかったような事」
を意識的に行う事で脳に刺激が入り氣付けなかった潜在意識の部分にフォーカスが入ります。
最初はあまり大きな氣付きは得られないかもしれませんが、脳を活性化し続ける事でどんどん氣付きが増えていき
「今の自分が心地よくない」
という感覚を覚えていければ後は勝手に「心地よい状態」に向かっていきます。
そこまで行けたらしめたもんですよね~
ただ、「今までやってこなかった事」をする時に無理やりするのはあまり良くないです。
ポイントは
「行う事で軽やかな氣分になる事をやる」
というのが大切です。
あくまで「氣分」なので、今まで運動してこなかった人が運動をすると身体はしんどいと思います。
けど
「身体は疲れたけど何か氣持ち良い」
みたいな感覚ってあるじゃないですか。
そういった感覚が重要なんですよね。
人間ってのは基本ルーティーンで生活していて、本能的に今のルーティーンから外れる事を恐れます。
けど、そこから外れないと変化しずらいのも事実です。
自分の中にある目を向けてなかった場所に氣付けるようになっていけば日常が変わっていき、人生がどんどん良い方向へ向かっていくのは間違いないと思いますよ^^
ただ、人は知らなくて良い事もあります。
何でもかんでも氣付ければよい訳ではないので、そこら辺のコントロールは忘れずに・・・・・・
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
コメント