未消化の感情は心の中のしこりになる

谷山です。

日々レッスンをして人の内部の「詰まり」を取っていると僕自身に色々な氣付きがおきます。

その氣付きの一つのうちに

「人は過去に未消化の感情があると身体の内部にブロックとして残る」

という事が挙げられます。

レッスンの中で生徒さんと一緒に身体の深い部分までエネルギーを通していて内部に入れば入るほどどうしても氣が通りずらい「塊り」にぶち当たる事があります。

その「塊り」はいわゆる「ブロック」と呼ばれるモノであるのですが、そのブロックはさっき書いた「未消化の感情」のエネルギーである事がけっこう多いです。

人間は「感情の生き物」と言われるぐらいさまざまな感情を持つ生き物ですが、感情が生まれた時にその感情を味わいきれないと残った感情エネルギーが「ブロック」と呼ばれる詰まりを生む事があります。

そんなブロックにエネルギーを流してると

「ああ~ この人はこんな感じで感情を消化しきれてないんだな~」

みたいな感覚を覚えます。

しかもブロックって時間が経てば経つほど熟成(?)されて固くなるケースが多いんですよね~

そんな訳で今日は

「未消化の感情エネルギーとその放出方法」

について書いてみたいと思います。

では行ってみよう!

感情は心の反応である

「感情」ってのは皆さん毎日当たり前のように出てきては消えて出てきては消えてを繰り返していると思います。

何もない時には感情は湧いてきずらいもんですが、何かが起きるとフッといきなり湧いてくるものでもあります。

簡単に言うと「感情」ってのは

「何かしらの出来事や現象に対しておきる心の反応」

と言える訳です。

人間目線で言えば「良い感情」「悪い感情」いろいろとあると思いますが、フラットな目線で視てみると

「単なる心の反応」

とも言えるので実は感情に良いも悪いもないんです。

もちろん

「触れていて心地よい感情エネルギー」

「心地よくない感情エネルギー」

とかはありますが、そこら辺は「良い」「悪い」というよりは好みの問題となる訳です。

心の反応には素直になろう

そんな感じで感情には良い悪いは無いのですが、人間ってのはどうしても良い悪いで判断したがるもんです。

実際、レッスンの最中に

「ああ~、これは今まで我慢してきた怒りの感情の詰まりですね~」

なんて言うと

「いや~、そんなに我慢はしてこなかったつもりですけどね~」

と返ってくる事が多く、そういった人の言い分として

「みんなこれぐらいは当たり前に我慢してる」

とか

「社会人だったら悪い感情は我慢しなければいけない」

みたいな感じで自分に言い訳をしながら感情にフタをしてる事が多いんですよね。

もちろん、本人はまさか自分でフタをしているとは思ってもいませんけども。

そんでそのフタをしてきた「未消化の感情」がブロックとなってエネルギーの流れを阻害してしまう要因となってしまう訳です。

感情の強弱なんてのは人と比べずらいものなので、人がどう感じてるとかみんながどうしてるってのはハッキリ言ってしまえば全く関係ないです。

さっきも書きましたが、感情ってのは「心の反応」なので自分の感じたままに自分の感情を感じてあげるのがすっげぇ大事な事になってきます。

でも、一つ言っておくと感情をそのまま素直に認めてあげる事は大事ですが、感情に流されて感情のままに振舞うのはちょっと違います。

感情のままに振舞っていると段々と周りから人がいなくなってしまいますからね。

そこら辺は注意が必要です。

未消化の感情を味わいきろう

とまぁ、そんな感じで味わいきれなかった未消化の感情エネルギーはブロック(詰まり)として身体の奥に残ってしまう訳ですけども、そのブロックがあるが故に外部の出来事などに対してネガティブな反応をしてしまう事も少なくありません。

いわゆる「心の癖」とか「思い癖」と呼ばれるものです。

そんなネガティブな癖ってのは解放してあげた方が楽に生きられるってもんです。

ブロックの解放のさせ方ですが、基本的に

「(押し殺した感情の)認知→観察」

という流れになります。

まず

「自分の中に〇〇のブロックがある」

みたいな感じで自分の中にあるブロックを「認知」する事からスタートです。

知らなければ対処は出来ませんからね、認知する事はとても大事です。

そして自分の中のブロックを知るには奥深くにあるブロックを表面化させる必要があります。

過去に起きた忘れがたい嫌な記憶を思い出してみて下さい。

過去の嫌な記憶を思い出した時に身体に変化が生じます。

それが表面化です。

ブロックが表面化した時に起きる現象って人によって違うので一概には言えないのですが、参考にはなるかと思いますのでブロックが表面化した時に起きる現象を一応まとめておきます。

・身体が強張る、すくむ

・寒氣がしたり背筋がゾワッとする

・イライラ、悲しいなど感情の起伏がおきる

・身体が重くなる、氣持ちが沈む

こんな現象が起きたらきちんとブロックが表面化されてる可能性が高いです。

ブロックが表面化されてきたらあとはその「感覚」をただただ感じ続けて下さい。

ポイントは

「あの時は本当にイヤな思いをしたな・・・」

とか

「あの時の原因になったあの人は許せない」

みたいな感じで今のあなたの感情や思考を挟まないようにする事です。

過去の感情のブロックを解放していくにはその時に出来なかった「負の感情」を味わい尽くす事です。

当時の感情をただただ感じてあげるだけでOKです。

「良い」「悪い」や「好き」「嫌い」などの「今」の感情を入れてしまうと正しく味わう事が出来ないので注意が必要です。

たまに過去のブロックを表面化させた時に

「過去の感情を癒したい」

とか思う人がいますが、ブロックに対して「何かしよう」とは思わない方が良いです。

「何かしよう」というのは自我の働きであり、自我の働きはブロックをより強いモノにしてしまう可能性があります。

なので、大事なのはただただ感じ続けてあげる事なんですね。

弱めのブロックならこれを数回行うだけで溶けていきます。

ただ、けっこう強烈なブロックになると何度も何度も時間をかけて行う必要があったりします。

何度も行ううちに身体の中にあるブロックは溶けて小さくなっていき、氣付いたら

「あれ?もうぜんぜん氣にならないぞ」

みたいな感じで変化に氣付くはずです。

そうなったらもうネガティブな心の反応は無くなって心身の力も良い感じで抜けていると思います。

まぁ、でもブロックなんてのは一個や二個じゃない場合が多いので、氣付いたら取りのぞかなきゃいけないんですけどね・・・・汗

そんな感じでブロックが無くなっていけばいくほど自然に「自分らしさ」が強調されて自分本来の生き方も出来るようになってきます。

ブロックの解放は「自我」を極力少なくしていく必要があるので少しコツがいりますが、出来るようになってしまえばなかなか役に立つ技術ですので

「自分には未消化の感情がある」

と思う人はぜひ試してみて下さいね!

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