氣を感じる感覚と頭で考える理屈

谷山です。

あなたは「氣」を感じた事がありますか?

感じた事がある人も感じた事が無い人もいると思いますが、実はみんな「感覚器官」があり、認識してようがしてまいがみんな「氣エネルギー」を受け取っています。

「え~ 私は感じた事ないけどな~」

という人も多いかもしれませんが、「エネルギーを感じる」というのは実はその「エネルギー」を「認識できてるかどうか」という違いだけなんです。

もちろん、「氣脈」を開発していけば流れるエネルギーの量は増えるので「氣」に対する感覚も上がってより認識はしやすくなります。

言い方を変えると

「認識できる範囲が増える」

という事になります。

「氣が全く流れていない」という人はいないので少量だとしてもそこに「氣」が流れている訳で「エネルギーを感じた事がない」という人は結局はそれを認識できてないだけなんですよね。

ただ、認識できていたとしてもそれは「感覚的」なモノになるので「理屈」で認識するモノではありません。

「氣の感覚と理屈」という点でエナジーラボの生徒さんでちょっと面白い方がいるのでその生徒さんの例を紹介してみたいと思います。

氣の存在を信じて無かったEさん

Eさんは男性で2年ほど前からエナジーラボに通われています。

最初のうちは

「私はエネルギーとかを感じた事が無いからイマイチ信じていない」

と仰っていました。

そういう方もたまにいらっしゃいますからそういう時は、生徒さんの手の平に直接「氣」を流して体感して貰います。

手のひらに氣を流していると僕の方にもビリビリとした体感がしてきます。

「Eさん、どうですか?手の平ビリビリしますか?」

「はい、ビリビリします」

「それが氣です」

「確かにビリビリはするのですが、自分でそう思い込んでるだけなのかもしれません・・・・」

「まぁ、初めて体感したからピンと来てないんでしょう。やってくうちにありありと感じれますよ」

そんな会話をした記憶があります。

そんなEさんですが、熱心にレッスンを続けてくれて、仙道のテクニックを使って「陽氣」を練る段階になりました。

「陽氣」は圧縮された「エネルギー」ですから陽氣が集まる所には「熱感」を感じる事が多くあります。

「Eさん、陽氣の体感はどうですか?」

「暖かい感覚が丹田にあります」

「それが陽氣です。心地よいでしょ~」

「暖かくて氣持ち良いですが、自分でそう思い込んでるだけな氣がします・・・・」

「いや、思い込んでようと思い込んでなかろうと、そこに熱感を感じるという事は間違いない訳でキチンと陽氣が練れてる証拠ですよ」

「そうですか・・・・谷山さんを信じます・・・・」

いや、信じる信じないじゃなくて自分で感じてるでしょ!って突っ込みたかったんですがEさんの神妙な顔つきを見て突っ込むのを辞めて暖かく見守る事にしました。

まぁ、自分の感覚ですしね。

そんなこんなでEさんのトレーニングもだいぶ進んで、練った「陽氣」を全身の氣脈に流す「周天法」の段階に入りました。

ここまで来れば全身のオーラも大きくて逞しいモノになっていて、Eさんも以前より大分パワフルに活動するようになってきました。

「氣エネルギー」のコントロール技術も相当上がっていて、Eさんが

「この前、肩こりがきつかったから陽氣を肩に当てて筋肉を緩めました」

とか

「ちょっと集中に欠ける日があったから頭に氣が昇ってると思って氣を下げようと足の裏を意識しただけなのに足のチャクラが開いて頭に貯まってた氣が下がっていきました」

とか言う様になり、他にも

「電車に乗ってる時に陽氣をコントロールして他の乗客の心理状態を読んだ」

「意識して陽氣を強く練り、結界を強化した」

などと色々話してくれました。

こういった話を聞いて

(Eさんは意識で氣をコントロールする技術が相当上がったな~)

と嬉しくなりましたが、流石にここまでコントロール出来ればエネルギーに対する感覚に氣付いているだろうと思い

「Eさん、もう流石に氣を感じてる認識ありますよね?」

と聞くと

「まだ分かりません」

と言い切りました(笑)

もう好きにして・・・・・・><

認識していても自信が持てない

Eさんの例はちょっと面白くて記事に載せてみましたが、一般的にEさんが言っているように

「意識しただけで氣を下げた」

とか

「エネルギーの質を変化させた」

という様な事をやってる人って「氣」とかを感じた事のない人からしたら

「それって氣エネルギーをちゃんと感じてるだろ!」

って思いますよね。

でもEさんは「感じてない」と言っています。

確かにEさんはキチンとエネルギーを認識しています。

でも「自分で認識している感覚がリアルなのか自分の思い込みによって感じてるのか」という部分で少し疑問を感じているタイプです。これは言い換えると

「自分の感覚に自信が持てない」

という風に言えます。

人には「感覚」というモノがあります。

味覚や触覚など「五感」と言われる感覚があり、映画や絵を見たり音楽を聴いて感動したりするのも感覚です。

これは人それぞれ違っていて当たり前ですので

「このラーメンを食べて美味しいと思えない自分の感覚が間違ってる」

とかは誰も思わないと思います。

でも、「氣エネルギー」は目に見えないモノですので、「ラーメン」などの物質に対して感じるモノではなく、モロに自分の感性だけで感じるモノとなります。

普通に生活してたらあまり使う事ない感覚ですから自分の感じてる事に自信が持てないのも納得は出来ますよね。

でもそれにしても「氣エネルギーの感覚」に自信が持てないのにこれだけトレーニングを続けてるEさんすげぇよ・・・・・・

感覚を磨いて自信を持つ事の重要性

まぁ、そんなEさんも今ではすっかり自分の感覚を信じれるようになって、エネルギーワークの醍醐味みたいなモノを享受されている訳です。

Eさんの例は少し極端な感じかもしれませんが、こういったケースは男性に多い傾向があります。

やっぱり男性は「理屈」で考えるのが癖になっている事が多いので、自分の「感覚」よりも「理屈」を優先してしまいがちなんですよね。

僕も男ですからそれはよく分かります。

でも、やっぱり「理屈」ってのは自分の今まで培ってきた「範囲内」でしか認識できないのでいかにその「理屈」を超えていけるか?という部分は一つの壁かもしれませんね~

「感覚」ってのは磨けば磨くほど鋭くなっていきます。

そして自分の感覚が磨かれれば磨かれるほど自分自身に自信がつきます。

そういった部分がないがしろにされがちな現代だからこそ自分を磨く事が重要なんだと感じる今日この頃でした。

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