谷山です。
ここんとこしばらくは「術作り」に凝っています。
今まで僕が培ってきた経験や学んだ事などを「術」として形式化して自分で使ったり生徒さんに伝授したりしています。
「う~ん、いまいち使いずらいな」
という術もあれば
「これはかなり使える!」
という術もあります。
基本的に「術」を作ったら、まずは徹底的に自分に対して術をかけます。
そしてフィードバックを重ねて足りない要素を足したりしながら完成に近づけていきます。
そんな風に「術作り」に凝ってる訳ですが、今日は僕が作った術の一つについて書いてみたいと思います。
では行ってみよう!
術作り初動
「術作り」の原点は「願望」や「不満」です。
「こうなりたい!」という願望や「今の状況を変えたい」という不満は術を作る原石みたいなものです。
まぁ、厳密には「願望」も「不満」も同じモノではあるのですが・・・・・
とある生徒さんからの相談で
「夜、寝ようと思ってもスマホを弄ってしまってなかなか寝ない」
という相談を受けました。
この場合は
「寝たいのにスマホを弄ってしまう状況を変えたい!」
という願望ですよね。
この手の相談はよく受けるので、この記事を読んでくれてる人も
「自分の事かな?」
と、ドキッとした人いるんじゃないですか?
その相談を受けた時
「なるほどね~」
ぐらいの感覚でしたが
「これって術にできるんじゃね?」
と思った僕はさっそくその日から術の作成に入りました。
術の仕組み
どうやって「術」を作ろうか・・・・・
そんな風に考えてたんですが、この手の相談は「寝る前のスマホ」に限らず大なり小なり誰にでもあるものかと思います。
ダイエットしてるのに食べちゃった・・・・
やるべき事をやらずにどうでもいい事ばかりやってた・・・・
そんな経験の一つや二つは誰でもあります。
こういった経験に際して僕が注目したのは
「やった後の後悔とやらなかった時の充足感」
です。
例えば
「ダイエットしてるのにケーキを食べた後の自己嫌悪」(やった後悔)
「ダイエットしてるからケーキを食べるのを我慢した時の充足感」(やらなかった時の自信)
この二つの感覚は相対するように見えて実は表裏一体、同じものなんだ、という風に氣付いた訳ですね。
「全然ちげーじゃん」
と感じる人もいるとは思うのですが、そこ辺の説明は違う話になっちゃうから機会があったら今度記事に書きます。
まぁ、そう感じる人は谷山が勝手にそう思い込んだ、と仮定して読み進めて頂ければと思います。
「やった時の後悔とやらなかった時の充足感」
ここの部分の「やった時」と「やらなかった時」をすっ飛ばして「後悔」と「充足感」にフォーカスが出来る術を作ればいいと考えました。
脳の報酬系(快楽)的に「後悔」よりも「充足感」の方が快楽指数は多い訳です。
なので「やる前」にやった後の「後悔」や「充実感」の感覚が強まればより自分が「快楽」を得れる方を行うようになる訳です。
例えば
「布団の中でスマホ弄ってないのにスマホを遅くまで弄って寝不足のまま起きた朝」
のリアリティが高まればスマホを弄る前に「後悔」が強く押し寄せてきます。
そして
「ああ、こんな事をやってる場合じゃないな」
という感覚が強まり自然とスマホを置くようになるでしょう。
逆に布団に入る時、既に
「早く寝てぐっすり寝れたな」
という充実感のリアリティが強まればスマホを弄って夜更かしする事自体に違和感を覚えていきます。
これは「寝る時のスマホ」に限らず「ダイエット」「勉強」「筋トレ」「断酒」などにも同じ事が言えます。
要は
「目先の快楽の感覚よりもそれを行った後の後悔や快楽のリアリティが強まる」
という術な訳です。
自分で言うのもなんですが、これはかなり使える術だったりします。
術を使って酒を辞める
僕は元もと、酒が大好きで毎日浴びるように飲んでいた時期があります。
ただ、この世界に入ってからは一時的に酒を控えたり、再度飲み始めたりしています。
「ゴールが見えてきたら酒を断つ そしてゴール達成できたらまた飲む」
という事を繰り返してたんですね。
文字にすると簡単そうですが、長年酒浸りだった人間が酒を断つにはそれなりに「我慢」が必要です。
「酒を止めると決めたけどしんどい」
という思いは何度もしてきました。
習慣が変わる、ってのは強い抵抗を生みますよね。
そんな感じで酒を止める度にしんどい思いをしてきた訳です。
そんな折
「作った術で酒を止めれるか検証しよう」
と思い立ち作成した術を自分にかけ続けました。
この術の良い部分なんですが、きちんと術理を理解して自分に術をかけ続けていれば「止めよう」と思ってる事(今回は酒ね)を続けても効果が出てくる、という事です。
なので自分に術をかけながら酒を特に控える事はしませんでした。
内心は
(これは術に対する実験なんだから酒は無理に止めてはダメだ。これはあくまで実験なんだ・・・・)
と「実験」を言い訳にしつつ喜んで酒を飲み続けていました。
そんな日が続いていたのですが、ある時から酒を飲む事に対して「違和感」を覚えるようになります。
「俺は酒を飲んでるのが楽しいのか?」
そんな疑問が頭の中によぎるんです。
そんな違和感を感じながらも酒は飲んでいたのですが、段々と違和感が強くなり
「なんで俺は酒を飲んでるんだ?」
という考えが湧いてきました。
その頃に起きた事なんですが、僕の奥さんも酒は大好きで僕に負けず劣らず大酒を飲む人種です。
でも僕が違和感を感じ始めた頃ぐらいから奥さんの飲酒量が目に見えて減ってきてました。
「最近、酒を飲んでないみたいだけどどうしたの?」
と聞くと
「酒を控えたいとは思ってはいた。だからか分からないけど、ここ最近は飲んでる時の楽しさよりも飲んだ次の日の二日酔いとかの感じがすごいリアルに頭の中に出てくるようになって別に飲みたくなくなってきたんだよね」
と言っていました。
これはまさしく「術」の効果です。
もちろん、奥さんには僕がそういった術を開発した事は話していません。
それに術を奥さんにかけてもいません。
ただ、僕と一緒に生活をしている奥さんにも術の効果が出てきた訳です。
これを「ホメオスタシス同調」とか言ったりします。
奥さんからその話を聞いた時に
「この術はちゃんと作動してるな」
と強い実感を覚えました。
それから僕ら夫婦の「酒」に対する違和感が更に強まっていき、今はほとんど酒を飲まない日々を送っています。
でも
「絶対に酒を止める!」
という強い意志に基づくものではなく
「別に飲みたくないから飲まない 飲みたくなりゃあ飲むんじゃん?」
みたいなゆる~い感じの断酒生活です。
今までは習慣が変化する事に対して強い抵抗感を感じていたのですが、術が効いてくると自然に目的を達成できる訳です。
断酒をしてる人の話を聞いてみると
「酒を毎日やめ続ける覚悟が必要」
という風に強い意志を持って断酒をされてるようですが、僕は術を使って酒を飲まなくなりました。
術を使えば自然にゆる~く望みを叶えられるのは意思の弱い僕にとってはかなり楽ちんな方法です。
こんな感じで「願望」があり、それを叶える「術」を創るというのは意思や能力だけで乗り越えられない壁を乗り越える事と言える訳です。
この術は生徒さんにも伝授していて、多くの方が効果を実感しています。
「氣」は形のない無形のモノです。
無形が故に形を創造するのは難しい部分もありますが、キチンと自分の目的を見据えていればそこに至る方法(術)が見えてきます。
もし僕の様に
「自分が意思が弱いから・・・・」
とか
「もっと楽に生きたい」
と感じてる方は「氣」の本質を学び「ことわり」を知っていただき「エネルギー」というモノをご自身の人生に役立てて頂ければな~、と思います。
なんにせよ「氣功」ってめちゃくちゃ面白いよ^^
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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