谷山です。
僕がこの世界に入るきっかけになった人物で「中村天風」という人がいます。
精神世界や昭和の経済界では有名な人だし、あの大谷翔平選手も中村天風氏の本を愛読してるとの事なので名前を知ってる人も多いかと思います。
天風氏の言葉で好きな言葉はたくさんあるのですが、その中の一つに
「現実の問題は現実の中でしか解決できない」
という言葉あります。
初めてこの言葉を知ったのは僕が二十歳ぐらいの時でした。
まだまだ青臭かった当時の僕は
「ん?そんなの当たり前じゃね?」
という風に思っていたのですが、この言葉の深い意味合いを理解してから更にこの言葉が僕の脳裏に焼き付いてます。
今日は僕なりにではありますが、この言葉の解釈を書いてみたいと思います。
いま、現実で問題を抱えてる人の何かしらのヒントになれば嬉しいです。
では行ってみよう!
現実の定義
「現実の問題は現実の中でしか解決できない」
この言葉を聞いて、当時の僕みたいに
「そんなの当たり前じゃん」
と思う人も多いかと思いますし、なかには
「偉い先生が言ってるんだからその通りなんだ」
とあまり深く考えないでそのまま受け止める人もいるかと思います。
でも実はこの言葉にはもうちょっと深い意味が込められてるように僕は感じるんですよね。
まず、「現実」という事を定義したいと思うのですが、皆さん「現実」について考えた事ありますか?
「現実」を辞書で調べると
「いま目の前に事実として表れてる事」
という風に説明があります。
「そりゃそうだろう」と思うのが普通だと思いますが、実は「現実」って人によってぜんぜん違ってくるんです。
多くの人はいま目の前に広がる「物質世界」を現実と理解しています。
それはそれで事実なのですが、目の前に広がる物質世界で目につく物を見てみてもそれが本当にその物質の現実なのでしょうか?
自分の手を見てみて下さい。
指が五本あってそれぞれに爪がついていて手の平や関節にはシワがある・・・・・
ざっと見た感じだとそんな「現実」を目の当たりにすると思います。
でも実際は肉眼では確認できない毛穴や細菌なども手には無数にある訳です。
「そんなの知ってるよ」と思うかもしれませんが、知識があっても「物質世界」が現実と理解している以上は肉眼で確認できる以外のモノは「現実」とは言い難く、目の前の事実に対して僕らは氣付く事ができない事の方が多いんです。
要は僕らが「現実」だと思ってる世界は自分の認識できる世界以上のモノではない、という事が実際のところだったりする訳です。
さっき手の平を見て貰いましたが、普通の人だったら「手の細菌」なんて認識はしないでしょう。
でも、美容関係の人や解剖学などをやられている人は手の平を見た時に目には見えなくても「細菌」なども意識に入ってきます。
そうなると同じ手の平を見た時に「現実」に対する認識に差が出てくる訳です。
「物質世界」は現実である事には変わりありませんが、目に見えてる世界だけが現実だという解釈をしていると
「現実の問題は現実の中でしか解決できない」
という言葉を理解しようとしたらやっぱり「当たり前だろう」としか理解できないんですよね。
認識を広げると現実も広がる
僕はエネルギーワークをやっていく中で「氣感」というモノを特に鍛えてきました。
もちろん最初のうちは氣感は発達していなかったので
「んん~ この手に当たる感じが氣なのかな?」
というレベルでした。
それでもトレーニングを積み、プロとして活動していく中でどんどん氣感は発達していって、今では
「氣を感じるのは当たり前」
という感覚になりました。
「氣」の感覚は「リアリティ」がとても大切です。
言い換えると「氣の体感」と言えるかもしれません。
リアリティ(体感)を10段階で表すなら物質に触れた時のリアリティはもちろん「10」です。
そして僕は「氣」に対するリアリティはだいたい「6~7」ぐらいあります。
こうなってくると、僕自身にとって目には視えない「氣の世界」は物質世界にとても近く感じ
「物質も氣もそんなに変わらないモノ」
という認識になってくる訳です。
言い換えると「認識できる範囲が広がった」とも言えます。
認識できる範囲が広がると「物質世界だけが現実」という感覚は無くなり、エネルギー(氣)の世界が作用してこの物質世界を作ってるんだなぁ、という感覚になります。
ちなみにエネルギーのリアリティだけが異常に強くなり、物質世界と統合性が取れなくなってしまうと「統合失調症」と言われる症状になる訳です。
もちろん僕は統合失調症も経験済みです(ドヤッ・・・・・・れはしない・・・・・
現実の問題は現実の中でしか解決できない
ここまで書けばもう言いたい事はお分かりになると思いますが、僕を始め氣功をしてる方などは氣の世界に対して非常に高いリアリティを持っている人になります。
そういう人は現実(認識)の世界が物質信仰(物質の世界だけを信じてる人の造語)の人とはぜんぜん違う訳です。
分かりやすく言うと「氣の世界も現実として認識してる」とも言えます。
そして、さっきも書いた通りエネルギーの世界が作用してこの物質世界を作ってる事を理解してる訳ですからエネルギーの世界に対して自分の望む作用を起こすとそれが物質の世界に反映される訳です。
いっとき大流行した「引き寄せの法則」もそんな感じですよね。
エネルギーに対してリアリティが上がって現実の範囲が広がった訳ですから、今回のテーマでもある「現実の問題は現実の中でしか解決できない」という言葉の解釈の幅も広がります。
誤解しないで欲しいのは
「返せないぐらいの借金があってもエネルギーを変えれば借金がチャラになる」
というモノではなくて
「エネルギーの世界を変化させれば自ずと借金を完済できる自分になる」
というニュアンスです。
これを脳科学では「抽象度が上がる」とも言ったりしますね。
強い物質信仰を持ってる人がこういう事を聞くと
「そんなのお前の思い込みじゃねーか!そんなんで問題が解決する訳ねーだろ!」
とか言ってきそうですが、そういう時は
「あなたはあなたの現実(認識)の中で生きてればいいよ」
と言って相手にしないのが良いと思います。
もちろん自分が認識してる現実の範囲を広げる方法は「氣感を高める」という事だけではありません。
他にもたくさんあります。
まぁ、何にせよ現実の中で「自分ではどうしようもない」と感じてる問題を抱えてる人がいたら今の視点とは違った視点を持つ事で解決につながる訳ですからそういう人は自分の現実の範囲を広げる事をおススメします。
今まで認識できなかった部分に意識を向けて現実の範囲を広げていこーぜ!
そうすりゃ世界もどんどん広がっていくよ。
ほんとの世界は軽やかで心地良いもんなんだからさ。
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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