谷山です。
このブログでは当たり前のように出てくる単語ですが、皆さん「丹田」って聞いた事ありますか?
よく
「丹田を意識する」
とか言われたりしますが、「丹田」を意識するってどういう事なんでしょう?
今日はそこら辺の事について書いてみたいと思います。
丹田はツボの名前ではなく強い氣を育てる場所
「丹田」と聞くと鍼灸などで言われる「ツボ」という風に理解している方もいらっしゃいますが、実は丹田はツボではありません。
↑の記事にも書いてますが、「田んぼ」は作物を「育てる」場所です。
そして丹という字は「強いエネルギー」という意味合いがあり、「強いエネルギーを生み出す(育てる)場所」という意味で「丹田」と呼ばれている、という説が有力です。
身体における場所としてはおへその下の3センチぐらいにあります。
東洋医学におけるツボの名称としては「氣海」と言います。
「氣海」とは
「氣が海のように出てくる場所」
という意味なので、この場所はまさしく「丹田」と言える訳です。
丹田の感覚を捉え始めた生徒さん達
そんな「丹田」ですがエナジーラボでは
「氣を生み出す事」
と
「氣を静める事」
に使用する事が多いです。
↑の絵のように丹田(2番チャクラ)を土台としてエネルギーの状態が「三角形」が理想とされています。
そしてその状態を作っていく為にも「丹田」を強くする事は欠かせません。
ですので、最初にお伝えする呼吸法などでも丹田を中心とした呼吸法をまず覚えて貰いますし、エネルギーを強くする為に「丹田」を意識する事は大事な事になります。
なので
「丹田を意識しましょう」
という事をよく言うのですが、
「丹田を意識する」
っつても最初のうちは
「丹田の場所にエネルギーのボールがあるようなイメージをする」
という様な感じで「イメージ」の中で丹田を意識してもらう感じです。
ですが、トレーニングが進んでくると「丹田」はかなり具体的な肉体的感覚を伴うようになってきます。
Oさんの場合
女性の生徒さんで20代のOさんという方がいます。
彼女は氣力不足と敏感体質が故の感覚の暴走でウチに来られたのですが今は普通の生活をしています。
そんなOさんが突然
「最近、丹田の場所が分かるんです」
と言ってきました。
詳しく話を聞いてい見ると、今まではイメージの中で
「丹田の場所」
を意識していたけど、今は
「胴体の中心の下の方に空洞の様なモノがある」
と肉体感覚を伴って感じるようになったそうです。
「丹田」の感覚として「熱感」を感じる場合は多いのですが、その「熱感」がある程度以上のパワーを持つとOさんの言う通り「空洞」のような感じで丹田を感じる人が結構います。
「空洞」と聞くと「空っぽ」みたいなイメージをする方もいますが全然そんな事はありません。
僕的には丹田の感覚はエネルギーを発する「タービン」の様に感じます。
Oさんもトレーニングが進んで「丹田」の感覚が強くなってきましたが、これから更に強くなるにつれて「空洞」がもっと熱されて「タービン」の様な感覚に変化するんじゃないかな~、と思います。(感覚は人それぞれだからどう感じるかは分からんけど)
そしてOさんは「丹田」の肉体的な感覚を得る事で
「更に丹田に集中しやすくなった」
とも言っていて、氣力や集中力も以前より全然上がっています。
「丹田」を肉体的に意識するという事はこのように
「肉体的な感覚」
が強くなる事を指します。
「肉体感覚が強くなるから集中しやすくなる」
というのは至極当然の事ではありますが、経験した人にしか分からない事でもありますよね。
これからOさんはもっとエネルギッシュになっていくと思いますよ~
とても小柄で可愛らしいOさんですが、そんな子がそんじょそこらの誰よりも強い「丹田」を持ってると思うとニヤニヤが止まりません(笑)
Fさんの場合
今度はFさんの丹田についてです。
Fさんも氣力不足でウチに来られました方でした。
Oさんと同じ様に最初のウチはお仕事に行くのも「精一杯」という感じでしたが、今は普通にお仕事に励んでいます。
ただ、Fさんの場合は上司の方にちょっと問題がある様で、その上司の方は機嫌が悪いと周囲に当たり散らしてしまうタイプだそうです。
その「当たり散らし」はかなりきついようで、その上司が原因でスタッフ離れも起こってしまっているとの事でした(その上司とのLINEのやり取りを見せてくれましたがちょっと引くレベルでの「パワハラ」でした)
その日は上司の方が社長さんから叱責を受けたようでかなり「ピリピリ」していた様です。
Fさんは責任感が強いので
「自分で何とか止める」
と決めてその上司の愚痴をなんと3時間半に渡って聞いていたそうです。
Fさんは
「いや~、疲れちゃいましたよ~」
なんて言っていましたが、
「愚痴」ってのは「ネガティブなエネルギー」なのでそれをずっと聞かされるとなると自分のエネルギーの消費もハンパではありません。
その話を聞いて
「以前のFさんではありえないな~」
なんて感心したもんです。
そして、その時の話をしてくれているFさんの状態は
「3つの丹田が開いている状態」
となっていました。
「3つの丹田」
はチャクラでいう所の
「2番チャクラ」
「4番チャクラ」
「6番チャクラ」
に相当します。
実はこの三か所は仙道では全て「丹田」とされていて
「下丹田」(げたんでん)
「中丹田」(ちゅうたんでん)
「上丹田」(じょうたんでん)
と言われています。
同じ「丹田」でも用途や効能が違っていています。
3つの丹田についてはまた別の記事に詳しく書こうと思いますが
「下丹田」・・・・活力
「中丹田」・・・・情緒、愛情
「上丹田」・・・・意識、感覚のアンテナ
というような事に関係性があると思って下さい。
Fさんはそんな「3つの丹田」がバランス良く稼働している訳ですから
・苦手な上司に対して「愚痴」を聞いてあげる愛情と余裕
・上司の感情や状態を察知する感覚
・強いネガティブなエネルギーを受けてもへこたれないパワー
が出てたんだと思います。
Fさん本人はまさか自分の丹田が3つとも稼働しているなんて思っていなかったようですが、こういう時に普段のトレーニングの結果が出るんだな~、と感心したもんです。
「丹田」にはこういう使い方もある訳です。
「丹田」を意識しよう
まぁ、そんな感じで「丹田」についてツラツラと書いてきましたが、最初に書いた通り「丹田」っては「強いエネルギーを育む場所」です。
そしてエネルギーは人間の「意識」ととても密接な関係があります(というより意識もエネルギーです)
なので普段から「丹田」を意識しているだけでどんどんあなたのパワーはついていくし、精神的な落ち着きも得る事が出来るようになります。
例えば
「人から影響を受け過ぎる」
というエンパス体質の人が人混みに行った時に
「丹田の場所に金色のボールをイメージする」
という事を意識するだけで人から受ける影響が少なくなります。
もちろんエンパス体質ではない人でも「丹田」が強くなるとメリットはたくさんあります。
ただ、「丹田」は「性的エネルギー」とも密接な関係があり、あまり偏った鍛え方をしてしまうと「性欲が暴走」したり強くなり過ぎたパワーをコントロールできずに「自暴自棄」のような感じになってしまう事もありますので注意が必要です。
ま、何事もほどほどが一番って事ですね。
何にせよ、「丹田」(2番チャクラ)ってのは人間をエネルギー的な見地から見たら「土台」の役目がありますので、ここを鍛えておいて損はないってお話です。
「強くなりたい」
「落ち着いてリラックスしたい」
そんな風に思う人は「丹田」を意識する事から始めてみましょう!
でも、やり過ぎはダメよ♡
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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