いっつもそこに道場あんじゃん

谷山です。

とある生徒さんから嬉しいフィードバックを頂きました。

その方は過去の経験から

「自分は何も出来ない人間だ」

という思い込みが強い人です。

そういった思い込みが強い分、氣功や瞑想などもなかなか思った成果が上げられません。

「やっぱり自分はダメなんだ・・・・」

そんな感情に打ちひしがられる事も多かったそうです。

ですが、その人が仕事をしている最中にとある「氣付き」を得て氣功が一氣に上達したんです。

忙しい中で得た氣付き

その人は接客業に従事しています。

ゆったりとした接客、ではなくてスピーディーさを求められる内容です。

「自分はダメだ」という思い込みが強いその人は、一生懸命に仕事をしてそれなりの結果を出していたのですが仕事中は頭の中はいっつもテンパりまくっていたそうです。

接客業をやった事ある人なら分かると思うんですが、あまりにも忙し過ぎて思考が追い付かなくなるとただただ「反応」だけで業務をこなしがちになります。

それを「テンパる」とか言ったりします。

その時、頭の中はグチャグチャです。

生徒さんは

「今日もテンパったまま仕事が終わった・・・・」

そんな毎日を過ごしていて、自分自身に対する不甲斐なさ、結果だけを求められる仕事内容にストレスもMAXです。

そして、ある日

「(会社から)そんな言われても出来る訳ないじゃん!」

とブチ切れて全てがどうでも良くなったそうです。

でも、根が真面目なその人は仕事を放棄する事はしませんでしたが、会社から求められる事を一切無視して目の前のお客さんだけに意識を集中するようになっていきました。

するとどれだけ店が忙しくなっても自分の中はいつも落ち着いた状態になりメチャクチャ落ち着いて仕事が出来るようになったそうです。

しかも今までの経験もありますから、スピーディーさは変わらずです。

「外(店)は慌ただしいのに自分の中はすっごい静か」

そんな体験をしてからその人は急に氣功が上達していきました。

自分の中の静けさに氣付く

そんな体験を話してくれた生徒さんに

「それは以前から僕が言っている綱引きですね。瞑想が上達しましたね~」

と話すととても喜んでいました。

どんな時でも意外と何とかなっちゃう方法
谷山です。 今日は緊張してしまっている時やピンチの時などを自力で凌ぐ簡単な方法を紹介したいと思います。 まぁ、いつもの如く慣れるまでは少し時間がかかる方法だけんども理論的に知っておいて損はないと思うから最後までお付き合いよろしくお願いします...

「綱引き」については↑のリンクに貼っておきます。

その人曰く

「店内がバッタバタなのに自分の中はとても静かで落ち着いて接客をしていた。でも少し氣を緩めると忙しい店内の雰囲氣に引っ張られて飲まれそうな感じもある」

との事です。

これがまさしく「精神の綱引き」です。

今まではテンパってる事に氣付いていても静かな内なる自分に氣付けていなかった、というような感じです。

静かな自分に氣付く事で意識を合わせる事が出来るようになり、自分の心地よい方へ向く事が出来るようになったんですね。

それからは「氣功が苦手だと思ってる自分」を俯瞰的に見つめる事が出来るようになりどんどん上達していっている、という訳です。

一度自信がついたら変わるよ。人は。

氣付きの場は日常のあちこちにある

他にも氣感が弱くて悩んでいた人が、トレーニングをしていて氣感が強くなると同時に普段食べている食事のおいしさに改めて氣付いたり、パートナーと喧嘩ばっかしてるけど離れられなかった人が

「あ、離れられないと思い込んでる自分がいる」

と氣付いて自由の身になったりとそういった事例は枚挙にいとまがありません。

こういった氣付きを得た人が普段から適当に生きてたらそういった氣付きを得ていないかもしれません。

「自分はもっと良くなりたい」

そういったゴールがあったからこそ、日常の中のちょっとした出来事などで大きな氣付きを得るのだと思います。

前にも書いたかもしれませんが、こういった事を禅では

「歩歩是道場」(ほほこれどうじょう)

と言います。

「修行というのは何も道場だけで行われるものではない。歩く事を始め、日常全てが修行なんだ」

という意味です。

僕はこの言葉が大好きで背中に「歩歩是道場」と大きな刺青を入れてるぐらいです。

・・・・・・・・・・・・まぁ、ウソだけどそれぐらい好きな言葉って事です(笑)

 

あなたは日常の中でどういった氣付きを得ていますか?

何も得ていないとしたらまずはどんな自分になりたいか?という事の「ゴール」を設定しましょう。

そして自分の中の静寂さに耳を傾ければ自然と大きな氣付きを得れるかもしれませんね。

何をしてる時でも

「これは修行なんだ」

という謙虚な氣持ちは忘れたくありませんね~

コメント

タイトルとURLをコピーしました