変性意識状態の切り替えスイッチ

谷山です。

変性意識を深める事について興味をお持ちの方はけっこういます。

「変性意識状態」(トランス)への入り方を知ればエネルギーワークや瞑想のレベルアップだけではなく、日常生活の中でもかなり役立つ技術になる事は間違いないと思います。

そんな訳で今日は「トランス」について簡単に書いてみようと思います。

では行ってみよう!

変性意識(トランス)とは?

まず初歩的な事になりますが、「変性意識とは?」という事を簡単に定義してみたいと思います。

変性意識とは

「脳波がアルファ波以下に落ちている状態」

と言ってよいかと思います。

緊張していたり仕事などに集中している時は「ベータ波」になっていて、リラックス状態では「アルファ波」になります。

ウチではこのリラックスしている状態を変性意識状態と定義しているので日々の生活の中で

「あ~、いまとてもリラックスしてるな~」

なんて少し眠氣すら感じている時は既に変性意識状態と言える訳です。

こういう時は脳内伝達物質がドパッ~と出ていて「幸せ」や「快楽」を感じています。

そして変性意識状態と瞑想状態は同義です。

座って目を瞑るから変性意識に入る、とかじゃなくて脳波の状態で変性意識か否かという事を判断します。

だからいくら目を瞑ってても頭の中がゴチャゴチャしてたりしたらそれは「瞑想」とは言えず、行動してたとしてもリラックスしていて心身が緩んでいる状態は「瞑想」と言える訳なんですね。

意識状態での優先事項と氣の状態

脳波がベータ波で活発な状態とアルファ波以下で変性意識の状態では脳の優先事項が変わってきます。

ベータ波の状態では「思考優先」になり、色々な思考を巡らせる事が出来ますが心身は緊張状態とも言えるので「氣」は昇り、身体からはあまり氣は出ません。

逆にアルファ波以下の状態になれば「感覚優先」になり思考は減少します。

身体感覚や音楽鑑賞などアーティスティックな事に意識を向けやすくなります。

心身は緩んで氣も出やすくなりますが逆に思考を張り巡らせる事が難しくなります。

簡単にまとめると

・ベータ波(緊張、興奮)・・・・・・思考優先 思考は速く氣は上昇し出ずらい状態

・アルファ波以下(リラックス)・・・・・感覚優先 思考が減少し氣は緩んで出やすい状態

みたいな感じですね。

余談ですけど、仙道など「氣功」の一部流派はこの特性を利用して

「氣をたくさん出せば深い瞑想状態になるんじゃね?」

という感じで一生懸命に瞑想をする、というよりたくさん氣を出す事で簡単に瞑想状態を深めていきます。

ウチの施術を受けると寝落ち寸前の変性意識状態に入る人が多くいるのはこういう理由なんですよね。

日常の中で変性意識に入るトレーニング

当たり前ですが脳波に関してはベータ波だから悪い、とかアルファ波以下だから偉い、みたいな事は一切ありません。

仕事をしていたり人とお喋りする時は脳波が高くないと周りの速度についていくのが難しくなるかもしれませんし、逆にリラックスしたくても思考がグルグルしていては脳も身体も休まりません。

なので僕は「意図的な使い分け」が大切だと考えています。

日常生活で「脳波の使い分け」が出来るようになると生活の質(QOL)が各段に上がります。

ただ、普段そんな事を意識する人も少ないと思いますので

「どうやって使い分けんだ?」

と思う人も多いかもしれません。

そこでさっき出てきた「優先事項」を逆手(?)に取ります。

要は感覚に意識を向ける練習をする、という事です。

基本的に僕らは常に思考が働く事が多いです。

脳波で言うとベータ波である事が多い訳です。

そこで意図的に

「自分が五感で感じてる事」

に意識を向けます。

なんか食べてたら味覚に意識を向ける(味覚)

お風呂に入ってたら身体で感じるお湯の温度に意識を向ける(触覚)

などが分かりやすいかもですね。

他にも聴覚や視覚、嗅覚など何でも良いので五感で自分が何をキャッチしているのか?をチェックして感じたモノを感じ続ける、という事です。

歩く時は地面を踏む足の裏の感覚を感じ続けながら歩くのはお勧めですね~ 分かりやすいですし。

感覚に意識を向けようとすると邪魔してくるモノ

でもさっき言った通り、僕らは基本的に「思考優先」で生きています。

思考優先が常になっている僕らがいきなり感覚優先になるのは難しいかもしれません。

何故なら「ホメオスタシス」が働いて感覚に意識を向け続ける事に対して拒否感や嫌悪感が出る可能性があるからです。

というか多くの人はそうなります。

「めんどくせー なんでそんな事やんなきゃいけねーんだよ」

「感覚を感じ続けるって無理ゲー」

みたいな感じでね。

ホメオスタシスが働いている時って結局「思考優先」になってるんですよ。

この事を理解しておくのも大切です。

そういう時は自分が五感で感じていて楽しめるモノから入ってみるのも良い方法だと思います。

楽しかったり氣持ち良かったりするモノへは比較的楽に意識を向け続けやすいです。

それが慣れてくると「感覚に意識を向ける」という事が普通の事になってきて「脳波の切り替え」が段々と上手になってきます。

意識的に脳波の切り替えが出来るようになってくるとどんな状況でも氣が向いた時にリラックス状態を作る事が出来ますし、全体的な思考が減る事で質の良いインスピレーションを得る事も多くなります。

そして

「あ、変性意識なんて無かったんだ」

という氣付きが得られるたら最高ですね。

「え?変性意識なんてないの?さっきまでの説明はなんなんよ」

と思った方は是非とも「感覚優先」の練習をしてみて下さい。

いつか

「こいつの言ってる事が何となく分かったわ」

と感じて貰えたら嬉しいです^^

ま、何はともあれ自分の脳と意識状態は自分のモノなので自分の意思でコントロールしていきたいもんですね。

変性意識についてはまだ書きたい事もあるので別の機会にまた記事を書きます。

ではお楽しみに~

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