谷山です。
皆さん「言霊」って聞いた事がありますよね。
「言霊」の意味合い的には
「言葉には力(エネルギー)がある」
そんな感じのニュアンスで捉えてるのが一般的じゃないかな~、と思います。
僕自身、普段から人と話す事が多くあり、会話の中で言葉のやり取りをしているとその言葉に乗って相手のエネルギーがメチャクチャ伝わってくるので普段からその事を実感しています。
でも、それって「その時のやり取り」でエネルギーを感じるだけで長期的な「言霊」のパワーを実感してた訳じゃないんですよね。
そんな中、「言葉の力」って本当に凄いんだな、という事を実感した出来事があったのでそれを書いてみたいと思います。
ではいってみよう!
口は悪いが根はいい人、だった人
昔、僕が音楽をやっていた頃にお世話になった人で10歳ぐらい年上の女の人がいました(Iさん)
チャキチャキで江戸っ子氣質な感じの人で、言葉使いは荒いのですが情に厚く何だかんだと周りの人間に慕われる姉御肌タイプの人です。
そんなIさんから
「久しぶりにお茶でもしよう」
という連絡があり、15年ぶりぐらいに会う形となりました。
そんで会って昔話に花を咲かせる訳ですが、まぁ久しぶりに会うのに口が悪い悪い(笑)
「アイツ(旦那)は昔と同じで使えねーんだよ」
「この店、雰囲氣悪いし店員もグズだな」
まるでイチャモンつけてるチンピラです><(ちなみに旦那さんも知ってますが別に悪い人ではないし、お店の雰囲氣も店員さんも普通な感じでした)
確かに昔から言葉使いは荒かったイメージがありましたが、何だか更にパワーアップしてる感じがしてちょっとひいてしまうぐらいでした(汗
それからも自分の周りの人や環境、仕事などに対して不平不満と文句のオンパレードでした。
話を聞きながら
「ああ~、俺に愚痴を聞いてもらいたかったんだな」
と思いましたが、聞いてると自分本位でかなり一方的な感じなんですよね。
まぁ、愚痴なんてそんなもんだけど・・・・・
Iさんの愚痴を聞きながら
(この人、昔から口悪かったけどここまで酷くなってしまったのにはどんな理由があるんだろう)
と疑問に思い、話を聞きながらその人の「元々持っていた氣質」にフォーカスして同調します。
そして、そこからどうやってその人の今の人格が形成されたのか、という事を探っていきました。
言葉が自分を苦しめる
その人の話(愚痴)を聞きながら今の人格形成に関して探っていくと、一番に感じた事は
「何の氣ないネガティブな言葉使いで自分の視野を狭めてきた」
という事です。
例えば
「あいつムカつく」
という言葉を発したとします。
そうするとその人がその言葉を発した瞬間に、「脳」の中で「あいつはムカつく奴」という風にフィルターを作ります。
そしてその人を見る時には無意識的にそのフィルターを通して見る事になるのでフラットにその人を見るのが難しくなります。
実際、どんなムカつく奴でも良い部分もあったりする訳ですが、フィルターを作ってしまう事で「一方的な視野」からでしかその人を見れなくなってしまいます。
また、「ムカつく」などのネガティブな言葉は深層心理にこびりつきます。
エネルギー的に言えば「邪氣」の部類です。
心の中にそんなエネルギーが貯まってる状態ではなかなかポジティブな言葉って出てきづらいです。
ネガティブな言葉はネガティブなフィルターを創り出すし心の中にゴミを作ります。
一度や二度その言葉を言ったからといって重傷にはなりませんが、そういった言葉が習慣化する事で脳にも心にも悪影響を貯めこんでいっちゃう訳です。
Iさんと話していると、昔みたいに情の厚い部分や姉御肌な良い部分もちゃんと残ってます。
けど、その良い部分をどんどん小さくしてしまうぐらい「ネガティブなエネルギー」がIさんを押し込めている感じがしました。
その証拠に不平不満をまき散らしてるIさんを見ると生きててとても辛そうです。
そして本人的には「自分に原因はない」と考えてる部分に視野の狭さを感じざるを得ませんでした。
きっとそんなIさんの周りから人はどんどん離れていってしまったと思います。
正直、僕自身もまた会いたいとは思えませんでしたしね。
言葉をエネルギーとして考えてみる
そんなIさんとの楽しい(?)時間も終わり、けっこう長い時間「ネガティブなエネルギー」をぶつけられて疲れましたが、上記の事などを実感する事ができて本当に勉強になる時間でした。
Iさんが長い年月をかけて積み上げてきた荒い(ネガティブ)言葉使いがIさん自身を追い詰めて苦しめているという事実・・・・・・
ここから自分が何を見出して活かしていくかが重要なんだと感じました。
話は変わりますが、僕がこういう仕事をしていると
「良いエネルギーを浴びたい」
と言う生徒さんは結構います。
そりゃ
「悪いエネルギーを浴びたい」
なんて言う人はほとんどいませんけどね・・・・
パワースポットや神社仏閣巡りなんかも「良いエネルギー」を浴びたいからいく人が多数な訳です。
でも、よく考えてみると「言霊」という言葉の通り「言葉」もエネルギーな訳です。
パワースポットに行くのも良いですが、普段から自分が自分や周りの人に対して「良い言葉」(良いエネルギー)を発してるかどうかをチェックしてみて貰いたいと思うのです。
どうですか?
「悪いエネルギー」を自分や人にぶつけてませんか?
心当たりある人も少なくないと思います。
普段から悪い言葉をまき散らしてるのに
「〇〇神社に行っていいパワー貰った♡」
なんてやってたら本末転倒もいいとこだよね。
この記事をここまで読んでくれた人はこれを一つの機会に普段から自分が発してる言葉や考えを見直してみるのも良いんじゃないかな~、と思います。
ただ、一つ誤解して欲しくないのは
「ネガティブな言葉は絶対ダメ!」
という訳では無いという事です。
もし、あなたが理不尽な目にあったり、過剰にストレスが貯まってる状態だとしたら吐き出したい時もあると思います。
そういう時に
「ネガティブな言葉は言霊になって帰ってくるから絶対ダメなのよ」
なんて無理やり抑え込んでたら返ってくる言霊以上にストレス過多でダメージを受けてしまう可能性もありますからね。
たまには愚痴を吐き出す事も大事な事かもしれません。
でも、愚痴を吐いたら同じ愚痴はもうは吐かないようするよう心掛けて欲しいです(これを愚痴の成仏と言います)
何にせよ「言霊」という言葉の通り「言葉をエネルギー」として考えてみて、普段から自分がどんなエネルギー(言葉)を発してるか注視してみて欲しいです。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
とつぜん格言をぶち込んでみましたが、Iさんとの会話でこの格言の本当の意味を実感したような氣がしました。
言葉や思考ってのは習慣化しやすいモノですから大事に使っていきたいですね~
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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