谷山です。
僕は生まれつきコミュニケーションが好きなタチで、人と話をする事が大好きです。
男なのにめずらしい、とはよく言われますが好きなモノは好きなのでしょうがないですね><
ただ、「好きこそ物の上手なれ」じゃないですけど、色々な人とコミュニケーションを取っていくうちに
「人はそれぞれ違った物の見方がある」
という事を学ぶ事が出来ました。
まぁ、そんな事は当たり前っちゃあ当たり前なのですが、頭で分かってるのと肌で実感するのとでは理解度が全然違ってくるんです。
そんな人それぞれの「考え方」ですが、別の角度から考えると
「その人がどのような視点でもって物事を解釈しているか」
によって「思考」や「考え方」が大きく左右される事が分かってきました。
今日はそんな「視点」というモノについて書いてみようと思います。
視点の高さ
人は意識してもしなくても、「視点の高さ」というモノを持っているように感じます。
例えば幼稚園生というのは、まだ主体的な「自分」というモノを持っておらず何か事象が起きた時は「親」ないしは「先生」から引っ張ってきた価値観を基準に判断します。
「それはお母さんがイケないって言ってたよ」みたいな感じでね。
そして成長するにつれ、自我を強めていき自分の価値観を形成していきます。
高校生にもなると、日常の中での出来事の判断はほとんど出来るようになり、自分で物事を決める事が出来ます。
そして社会人にもなると、自身に関しての決定はほぼ全て自分に委ねられるようになっていきます。
幼稚園生、学生、社会人、とそれぞれに「視点」の高さがあり、その「視点」から物事の価値や捉え方、解釈などを決める訳ですね。
ここではあくまで例として「幼稚園」「学生」「社会人」を分けましたが、実際は同じ年代でも物事を見る「視点」というのは大きく違っています。
鳥の視点の違い
僕はこの「視点」というモノを考える時、「鳥」の飛ぶ高さについてお話させてもらう事が多いです。
鳥というのはその種類によって飛ぶ高さが違います。
という事は同じ鳥でも「視点」が違ってくる訳です。
では「鳥から見た地上」というモノを鳥の種類別に少しだけご紹介します。
スズメ
チュンチュン飛んでる僕らにも馴染み深いスズメは大体5~10メートルぐらいの高さを飛ぶ事が多いです。
この高さであれば人間の頭の上を飛んでいるようなモノなので、人の頭はかなりハッキリ見えてるでしょう。
最も我々に近い視点です(飛べない鳥を除く)
ハト
ハトもかなり僕らの身近にいる鳥ですが、こちらはスズメより高く飛べるようで、大体
30メートルぐらいの所を飛ぶ事が多いそうです。
人がエサあげるからいつも地上にいるイメージなんですが、実はそこそこ高く飛んでる鳥なんですね。
ハトぐらいの高さであれば地上物は小さく見えていくだろうし、人間なんかも少し小さく見えるでしょうね。
カラス
こちらも馴染み深い鳥ですね。
実はカラスの最大飛行高度は分かっていないのですが、最大で300メートルほどだと言われています。
高度が300メートルまで上がれば人間なんてかなり小さく見えるでしょう。
少しづつ地上から離れて始めた「視点」ですね。
トビやワシなどの猛禽類
一応、日本では最大高度を誇る鳥類であるトビやワシですが、こちらは最大で1000メートルほどの高さまで上昇する事が可能です。
1キロですよ、1キロ!
ここまできたら人間なんて豆粒ぐらいにしか見えないでしょう。
最大高度に達した時は地上の事などほとんど意に返さないでしょうね。
世界一高く飛ぶ鳥
ここまで日本に生息する鳥の飛ぶ高度を書いてきましたが、日本を飛び越えて世界最大高度を誇る鳥類をご紹介しておきすと、高度11300メートルを記録した「マダラハゲワシ」が地球上で最も高い場所に存在できる鳥だそうです。
11300メートルって言ったら日本からバルセロナとかパリとかに着く距離です。
ちょっと僕らの感覚からしたらついていけない高さですよね。
こうなってくるともう地上なんて見えないに等しいですし、人間なんて砂粒以下の小ささになるんでしょうね~
あなたの視点はどの高さ?
さて、ここまで「鳥の視点の違い」を書いてきましたが、勘の良い方なら分かったかもしれません。
この「視点」ってのは僕ら人間が物事を判断する時に用いる「解釈の仕方」とも言い換える事が出来るんです。
例えば、何かあなたに問題が起きた時に
「ああ~ どうしよう、本当に困った。どうしていいか分からない・・・・」
そんな風になってしまったとしたら、それはあなたの「視点」がその問題とかなり距離が近いと言えます。
そんな時に友人などに相談してみると
「それはこういう事が原因だろうからこうしてみたらいいんじゃない?」
とアドバイスを貰える事も多々あります。
それはその友人が直接問題を抱えてる訳ではないので「客観視」した意見を述べたと言えます。
これは当人よりも「視点」が高いと言える訳です。
「鳥の視点と高度」を例に挙げながら文章を書いてきましたが、僕ら人間に当てはめると
「物事を捉える視点の高さ」
という風に解釈して貰えれば良いかと思います。
「視点」は低ければ悪くて高ければ良いという訳ではない
こう書くと
「視点は高くしといた方がいいんだな」
と考えがちになりますが、本質的に「視点」とはそういったモノでもありません。
結論から言ってしまうと
「どの高さの視点でも自分の意思で決める事が出来る」
というのが一番良いかと思います。
例えば鳥で言えば「スズメの視点」というのは人間に近いという事もあり、この視点はとても「現実的」です。
しかし、この視点しか持っていないような人は現実的でしっかりとした考え方を持っている反面、「頑固」になりやすく目に見えない精神的なモノなどをないがしろにする傾向があります。
もう僕の偏見でしかないけど「土方のとっつあん」なんかはこういったイメージですね~(偏見ですが)
「酒!金!女!」にしか興味ないぶっきら棒なおっさんって感じです(超偏見ですが)
逆に「マダラハゲワシの視点」なんかは現実を超越してしまっているような視点ですから、現実性なんかはかなり希薄になります。
「宇宙は完璧だよ」とか平氣で言いだす人なんかはこの視点でモノを言っているような感じですかね。
こういう「高い視点」によりがちな人などはけっこう多くいたりしますが、現実的な問題に対して抽象的な解決方法しか見い出せない事がほとんどだったりします。
こういうタイプの人は何事もホワッとしちゃう傾向が多いですね。
まぁ、僕も若い頃は失恋なんかしてダメージを受けると頭の中で宇宙と一体化して
「俺の悩みなんか宇宙からしてみたらゴミくずにも満たない・・・へへへ・・・・なんか楽しくなってきたなぁ・・・・」
みたいに現実逃避していたもんですけどね(泣
これらは「どっちが良い」というより「どの高さの視点も持っている」という「柔軟性」が大切なんじゃないかと思う訳です。
自分がクリアしたい課題や何かしらの問題を抱えている時って「普段の自分が見ている視点」で事象を捉えがちになるのが人間です。
何かを考える時って一方からの「近視眼」的な捉え方じゃなくて、「多角的」「多面的」に捉えた方が自分の望む結果に繋がりやすいもんです。
という訳で、もしあなたが自分の人生をより良いモノとしたいのならば普段から自分がどのぐらいの「高さの視点」で物事を見ているかチェックしてみるのも面白いと思いますよ。
その上で色々な価値観を学んで自分が進みやすいルートを自分で選べるのが柔軟な生き方なんじゃないかな~、と思います。
「視点の高さ」ちょっと意識してみて下さいね!
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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