谷山です。
ウチはエネルギーワークの技術をお伝えする教室ですが、ただ単に技術をお伝えするだけでなく
「なんの為に技術を習得するのか?」
という目標設定(ゴール)を大事にしています。
最初は
「元氣になりたい」
とか
「人から影響を受けたくない」
というのがゴールだったりするのですが、せっかくエネルギーワークを学ばれる訳ですから、それだけではもったいない、というのが僕の考えです。
やっぱり一つの大きな目標として
「自己実現」
これが僕の考える一つの大きな目標だったりします。
もう少し分かりやすく言うと
「自分の強みを活かした仕事をする」
「個性を発揮して人生を謳歌する」
とかでも良いと思います。
そしてただ単に目標を設定するだけでなく、そのゴールがどんどん近づいてくるような「術」などもお伝えしています。
そんな感じで僕は「ゴール設定」というモノに重きを置いている訳なのでレッスンの中で生徒さんと「ゴール設定」についてよくお話します。
そして、皆さんとお話をしていくなかで
「自分がどのようなゴールに行きたいか分からない」
「ゴール自体は出来たけど薄ぼんやりしてて実感がない」
というようなお話をたまに聞きます。
そうですよね~
確かにいきなり
「ゴールを設定しよう!」
と思ってもなかなかいきなりは難しい場合も多いです。
特に今の現状が大変な状況で目の前の事で手一杯な人ほど未来の事をリアルにイメージはしずらいと思います。
そこで今回は実際にあった生徒さんの例を元に記事を書いてみたいと思います。
では行ってみよう!
現状で手一杯だったFさんのゴール設定
Fさんは大変な状況に身を置いていて、それこそ未来の「目標」というモノ自体を立てれる心境ではありませんでした。
本来、「ゴール設定」というのは「現状の外側」に設定するのが良いとされています。
要は
「達成の仕方が分からないゴール」
を設定して、そのゴールを達成している自分の姿をアリアリと想像し、その時の自分が感じてる感情などを強く感じるのが良い、という事です。
未来に対して自分の望む設定をする
↓
未来の自分のイメージからエネルギー的な影響を受ける
↓
脳が刺激され、自分の目標に到達する為にやるべき事などが見えてくるようになる
という流れなんですが、現状が手一杯な人は「未来の自分」というモノが想像しずらかったりする訳です。
Fさんもそういったケースで
「なりたい自分がイメージできない」
と仰っていました。
そういった場合、僕は「短期的で簡単な目標」を立ててもらう事にしています。
例えば
「今日一日良い氣分で過ごす」
とか
「安眠する」
など、簡単かつすぐに結果が分かる目標です。
こういった目標を立ててもすぐに効果を実感できる訳ではありません。
でも、術を使いながらその短期的な目標をクリアし続けられるまでチャレンジして貰います。
そうする事で結構すぐに効果を実感できるようになりますが、ここで大事なのは「効果を実感する」事だけではありません。
例えば
「今日一日良い氣分で過ごす」
というゴールを設定した場合、その人は一日の中で
「あ、これをやったら良い氣分になれそう」
とか
「こんな事を考えたら良い氣分にはならないよな~」
などと氣付きを得ます。
その「氣付き」こそが重要なんです。
これは
「未来(ゴール)の自分から情報を得ている」
という風に言い換える事が出来る訳で、大事なのはその「情報を受け取る感覚」だったりするからです。
そうやって短期的かつ簡単な目標をクリアし続ける事で、未来からの情報を得る感覚に慣れてくると段々と新しい欲求が湧いてきます。
そしてその新しい欲求こそがその人の次の「ゴール」になってくるんです。
そうやって小さいゴールを達成し続ける事でその先にあるまだ見ぬゴールが意識できるようになってきます。
最初は現状で手一杯だったので、心の奥底の欲求に氣付けなかった場合でも、日常で氣付きを得る習慣を作る事で自分の心の奥深い部分にも氣付けるようになってくるんですよね~
感情を創造し、よりバランスの取れたゴールを設定
そんな感じで日常の中で「氣付き」を得る習慣が身に付き、自分の心の中の欲求にさえ氣付き始めたFさんでしたが、それだけではちょっと弱い部分もあるのが正直なところです。
そこで次にフォーカスしたいのが
「感情」
です。
感情は実はもの凄いパワーを秘めていて、この感情のコントロールが制御できずに事件にまで発展してしまう事が多いのは日頃ニュースを見ているとよく分かります。
それだけのパワーを持つ「感情」ですが、これを上手くコントロールする事で自分が設定したゴールをどんどん近づけていく事が出来ます。
「目標達成している自分はどんな氣持ちなんだろう・・・・?」
そんなイメージをする事で湧いてくる感情を感じてみます。
慣れないうちはイメージに感情は伴わないかもしれません。
それでも続けていくうちに、段々と目標を達成ている自分が感じてる感情が少しづつ分かってきます。
よく「ワクワクする事をやりましょう」という風に言ったりしますが、「ワクワク」というと少し表現が大雑把になるんですよね。
それが悪い訳ではないのですが、出来れば
「嬉しい感情」
「ありがたい感情」
「誇らしい感情」
などより具体化できれば良いですね。
Fさんも最初は自分の未来像がイメージ出来ただけで「感情」まではそこにくっついてきませんでした。
それでも日々、氣付きを得ながらゴールをイメージし続ける事で「そこ」に付随する感情を少しづつ感じ取る事が出来るようになりました。
「ゴールを達成してる私はとても軽やかで明るく、毎日新鮮な氣持ちで生きてます」
と、明るい笑顔で話すFさんは最初の頃と比べると別人のような顔つきになってます。
その感情に強烈な「リアリティ」を作り出す事でまるで今の自分が既に目標を達成しているかのような氣分になります。
そうなる事で脳が
「あ、自分はこっちの姿が本来の自分なんだ」
と勘違いをしはじめ、あなたが本来の姿に戻る為に必死でホメオスタシス(元に戻ろうとする力)を働かせ始めます。
こうやって未来の「感情」を創造する事で
「もう既に目標が達成してるかのようなリアリティ」
これを感じる事が出来るようになったら、後は
・メインとなるなりたい自分
・経済的にはどうありたいか?
・健康面ではどうありたいか?
・人間関係などはどうありたいか?
などをイメージしてバランスの取れたゴールを設定するだけです。
Fさんは
・現状の外側にゴールを設定
・そこに伴う感情をアリアリと創造する
・元々イメージしたゴールに経済面や健康面などを付け足す
という流れでFさん自身のゴールを設定しました。
これを毎日、毎日イメージをして自分の脳に焼き付けます。
もちろん、これは文章で説明してるので非常に簡易的な説明になってますが、実際は話し込みをじっくり行ったり、エネルギーワーカーっぽく「術」を駆使したりはしています。
ゴール設定がしっかりしてくると段々とFさんの頭の中は描いた自分が本当の姿のように感じていき
「あ、これをやるのは良いかも」
と今までは何とも思わなかった事が氣になったり、今まで惰性で続けてたモノが異様につまらなく感じたりし始めたそうです。
目的がしっかりと意識に上がる事で、そこまでの道筋に対して必要なモノ、不必要なモノが無意識的に分かるようになってくるんですよね。
これは僕も経験しています。
そんな感じでFさんは特に頑張る意識もなく日々、とても忙しそうに活躍されています。
しっかりゴールへの道が見えてきたんでしょうね。
現代は
「目標は頑張って達成するモノ」
というのが一般的な考え方ですが、これからの時代は
「頑張らない(意識しない)で目標を達成する」
という考え方にシフトチェンジしていって軽やかに目標を達成したいですね!
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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