谷山です。
僕は休みの日は喫茶店でお茶をしながら本を読んだりします。
この前の休みの日も家の近くのカフェでコーヒーを飲みながら読書をしていました。
カフェってたくさん人がいるので素で読書しても周囲の声などが入ってきてしまいあまり集中できなかったりするので耳栓は必須アイテムです。
その時に読んでいた本は僕的にはかなり面白く感じ、とても読みやすい内容だったので周囲の音や情景などはほとんど僕の中に入ってこず、かなり集中して本を読んでいました。
ただ、たまたま座った席がトイレの前だったので誰かがトイレに入る時だけ一瞬、自分の意識が動く人に向くような感じではありました。
まぁ、人の動きが意識に入ってくると言ってもほんの一瞬ではありますし、さほど氣にはなりません。
たまにコーヒーを口にしながら
「いや~、この本、ほんと面白いな~」
なんて思いながら読書を続けてたのですが、その時、とある声が聞こえてきました。
トイレに入りたいお婆さんのエネルギー
「まだ出てこないの!?」
そんな声が聞こえて顔を上げると杖を持ったお婆さんがトイレの前で何かを喋ってます。
「このお婆さんはずっとトイレを待ってるんだな」
という風に思考が働きましたが、そんな事はどうでもよく意識は読んでいる本にすぐ戻ります。
本を読み続けていくうちにお婆さんも痺れを切らしたようで
「あなた!早く出てきなさい!!」
そんな声をトイレのドアに向かって叫んでいました。
それでもトイレのドアは開きません。
お婆さんは更にヒートアップしてドアをドンドンと叩きます。
「早く出てきなさい!!」
店中に響くぐらいの大声、という訳ではありませんがトイレ前の席に座ってて耳栓をしてる僕にもしっかりと聞き取れるぐらいのそれなりに大きな声です。
「よっぽど我慢してんだな」
という風に思いましたが、その時は読書に集中したいのであまり意識しないようにしていました。
それでも尚、トイレのドアが開くことはなく、何を思ったかお婆さんは扉の取っ手に手をかけてドアを無理やり開けようとし始めました。
もちろんドアには鍵がかかってるので開く事はないのですが、今度は持っている杖でトイレのドアを叩き始めました。
「早く出てきなさい!!!」
お婆さんが半狂乱になりながらトイレのドアを杖で叩く、しかも従業員は何にも対応せずその状況を放置してる・・・
その情景が目に入った僕は不謹慎ながらも
「こんな事ってある?」
と思いその少しだけ非日常な光景を面白く感じてしまいました。
「いやいや、確かにお婆さんは氣の毒だけど俺には関係ない。今は読書をする時間だろ」
と自分に言い聞かせ読んでいた本に意識を向けて読書を続けたんですが、今度はそのお婆さんの「感情の波」が僕に伝わってきました。
「怒り」の感情の波を感じつつもそこまでは強い怒りではなく、どちらかと言うと行動に反して「静かな怒り」みたいな感じです。
年齢のせいかエネルギー的にはあまり強い感じはなく何かを抑え込んでいるような印象を受けます。
まぁ、トイレ我慢してる訳だからあんまり強い感情を出すと手遅れな状態になってしまう可能性もありますから本能的に感情を抑えてた可能性はあります。
でもそうなると読書を続けようと思ってもそのお婆さんのエネルギーの波がビシバシと伝わってきてしまい読書をしていても集中が出来ない状態になってしまいました。
「ああ~、こりゃもう無理だ(笑) こうなったらしょうがないからもう事の顛末を見届けよう」
と切り替えて、本を閉じ半狂乱のお婆さんを見ながら感情の波の変化を感じる事にしました。
最終的にはお婆さんが手遅れになる前にドアが開き、中から同じぐらいのお婆さんが出てきて半狂乱だったお婆さんは何か小言を言い続けてます。
「小言を言う前にトイレ入ればいいのに・・・・」
とは思いましたが、最終的には丸く収まり何よりではあったんですけどね。
意識を向けるのと興味を持つのは同じ事
そんな感じで読書も中途半端な状況でカフェを後にしたんですが、その時にあった事を改めて言語化してみると
「最初は本に意識が向いていて本からの情報が大半を占めていたが、半狂乱のお婆さんに対して興味を持ってしまった事でその情報が大半を占めるようになった」
と言えるかな、と思います。
人は自分が興味を持ったモノの情報が入ってくるようになってます。
こう書くと
「そんなの当たり前じゃん」
と感じる人もいるかもしれませんが、人が生活している中でそういった事って無意識的にかなりの頻度で起きている事だと思います。
良い氣分で散歩してたのに嫌な事を思い出して氣分が悪くなった
大好きな人と一緒にいる時にその人の嫌な部分を見てしまい急に冷めた
明日のプレゼンの事を考えると氣が重くなる
みたいな感じで何かを意識する(興味を持つ)事で急に氣分悪くなった、みたいな事は誰でも経験してると思います。
逆に
元氣が無かったけど好きな人と話したら氣分が良くなった
落ち込んでいたけど臨時収入が入って氣分が変わった
なんて事もあるかと思います。
その様にして人間って何かしら自分の意識が向いたモノの情報が入ってきて氣分や体調、運勢にまで影響を受けてしまうんですよね。
自分が興味を持っているモノ、持ちたいモノを知っておこう
このブログでも何度か書いてますが
「イヤよイヤよも好きのうち」
という言葉通り、「興味を持つ」という対象が自分の好きなモノとは限りません。
「あいつの事は大嫌いだ」
そんな風に考える事自体が実は「興味」だったりします。
対人的なモノだと分かりやすいですが、自分の中の「負の感情」に関しても同じことが言えます。
人はネガティブな感情に対して執着しやすい生き物です。
それは生存本能からくるモノなのである意味では仕方ない事なんですが、自分が負の感情に対して興味を抱いている事自体に氣付いてない人が多くいます。
「だって不安で不安で仕方ないんだからしょうがないでしょ!?」
そんな声も聞こえてきそうですが、それは単に自分の中の負の感情エネルギーに意識が向いてそれの影響を受けてるだけなんです。
しかもその負の感情エネルギーの影響を受けて
「××になったらどうしよう」
みたいな感じで更に不安を助長させるような思考まで湧いてきたりします。
これぞ正に「負のスパイラル」ですよね。
「ネガティブなエネルギー」ってパワーが強いからそれに引っ張られちゃうのも分からなくはないですけどね・・・・・・
でも、そんなんじゃいつまで経ってもネガティブなエネルギーの支配からは逃れられない訳です。
ネガティブに執着したくない人へ
さっきも書いた通り、「ネガティブなエネルギー」ってのはとても魅力的で人を執着させる性質を持っています。
でも、そこに執着したくない訳じゃないですか。
そんな事は分かっていても執着してしまう・・・・・
う~ん、これも人間の性(さが)ですね~
ネガティブに執着したくないけどどうしても執着してしまう人は
・氣の流れを良くする
・意識を違う所へ向ける
という事を意識してみて下さい。
ネガティブに執着してる時ってエネルギー的にそれなりに大きな詰まりを生んでいます。
なのでネガティブなエネルギーに執着したくない人は日頃から出来るだけ氣の流れを良くしておく事で執着の度合いが少なくなっていきます。
氣の流れを良くする方法についてはブログの過去記事やネットで調べてみて貰えれば書いてあるからチェックしてみてね。
また、さっきも書いた通り、ネガティブなエネルギーってのは吸引力が強いので人を引っ張る力が強いです。
それに対して
「負けてなるものか~」
と執着しないようにする人もいますが、実はそれすらも執着していると言えます(パワーが勝ってれば引っ張られないけどまぁ、普通は難しいかもね)
イヤよイヤよも・・・・・という言葉通りですね。
そういう時は違うモノに対して意識を向けるのが効果的だったりします。
一般的に言うと「氣分転換」という言葉に近い感じですが何か行動をする、という事に限らず「イメージ」するだけでも効果があります。
イメージする内容は自分が軽くなるような印象を受ける事が良いかと思います。
・以前に成功した体験を思い出す
・誰かに褒められた時の記憶を思い出す
・自分が成功している所をイメージする
みたいな感じで、自分が軽やかになれるイメージをするだけでネガティブな執着から離れる事が出来るようになります。
ポイントは
「ありありとリアリティを高くイメージする」
「イメージに付随する感情もしっかり感じる」
という事です。
妄想みたいなイメージでは臨場感が低く、イメージのエネルギーもとても弱いです。
単なるイメージでもリアリティが高く、その中の感情もしっかりと感じ取る事が出来ればそれは実際に起きている現象と同じぐらい良い影響を受ける事が出来たりする訳です。
イメージが苦手な人は経験した事がないモノをイメージするより過去の経験を思い出す方がリアリティが高くなりやすいのでそっちの方がお勧めかもですね~
まとめ
そんな感じで僕は読書(意思)よりも半狂乱のお婆さん(外的要因)に飲み込まれてしまった訳ですが、それはそれで一興かな~、とも思う訳です。
だってなかなか見れない光景に胸が躍ってしまいましたからね(不謹慎だな)
それに読書が中断してしまったけどそのお婆さんのおかげでこうやってブログ記事を書けてる訳ですから
「災い転じて福となす」
みたいなもんだと思っています。
お婆さんの事を「災い」みたいに言って少し心苦しいですが・・・・
良い悪いは別にして自分が興味を持っているモノを知り、それをコントロールする事で今度は「意図的な興味」みたいな感じで自分が興味を持ちたいモノに意識を向けれるようになっていきます。
僕は人の氣の情報もすぐに拾ってしまう体質なので今回はお婆さんの氣の波などについても書きましたが、氣に限らず人は「興味」が向いた方向の情報を取得するようにできています。
エネルギーワークをしていく上だけでなく、目標や夢などを達成する為にも必須な能力だと思いますので「自分の興味(意識)が何に向いてるのか」という感性を磨くのも大切な事だと思いますよ~
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
コメント