谷山です。
先日、Youtubeにてたまたまおすすめに「成田悠輔氏」と政治家のおっちゃんの対談番組が上がってきたので何の氣無しに動画を見てみました。
対談相手の政治家の人は70歳を超える「老人」とも言える人です。
ちょっと動画を見る限り、この二人の会話って成立していないんですよね。
もちろん、お互いの言っている事はお互いに理解しているような感じは見受けられるのですが、何というか政治家の人は
「自分の枠組みの中でしか物を見れてない」
という印象があり、対する成田悠輔氏は
「今ある枠組みの外から話している」
という印象を受けました。
政治家のお爺さんは自分の枠の中でしか対策や解決法が思い浮かばないので、理解できる概念以外の話が来たら自分の枠の中で無理やり解釈するしかなく、結局答えが明後日の方からやってきます。
最終的に成田悠輔氏が
「絶望がより深まりました」
という感じでその動画は終わりました。
視点の高さの事を「抽象度」とか言ったりしますが、政治家のお爺さんの抽象度の低さには戦慄を覚えざるを得ない悲しい結果となってしまいました・・・・・
俺の愛する日本は大丈夫なのか?
人間は自分の枠の中で生活している
という感じで動画を見ていて改めて
「人間って自分の枠の中でしか思考できないし行動できないんだな」
という事を再認識しました。
いま現在、何かに困ってる人がいたとします(というか何かに困ってる人って大勢いますけど)
けど、それって結局、自分の枠の中で思考、行動をしてきて
「いま困ってる」
という結果を生み出してる訳です。
だから
「いまの現状をどうにかしよう」
と思ったとしても結局は人は自分の枠の中でしか動けないので自分の力だけでは結果が変わらない事の方が多かったりします。
皆さんも経験ありませんか?
「よし!ダイエット頑張ろう!」
「一日〇〇時間勉強しよう!」
と決めても長続きせずに結局は元の状態に戻ってしまう、みたいな事って
僕はたくさんありました(笑)
でも結局、今の現状って
「自分の枠組みの中で精いっぱい頑張ってきた結果」
なのでもし自分が決めた目標が達成できなかったり、現状に満足してなかったとしても結局それは「今の自分の実力」なんです。
勘違いしないで欲しいのは
「あなたの実力はそんなもんだ」
という事が言いたい訳ではなくて、例え自分的には怠けてきたと思ってたとしても自分の枠の中で精いっぱい頑張ってきたんです。
だから
「今がどんな現状であれ精いっぱい頑張ってきた結果が今の現状だから良い悪いの問題ではなくそれを受け入れる事が大事」
という事が言いたいんです。
だから今の現状がどれだけ苦しくてもあなたが悪い訳ではなく、単に
「自分の枠組みの中で一生懸命行動してきた結果」
という事なんですよね(自分的には怠けてた、サボったという考えがあったとしてもです)
自分の枠組みを自分の枠の中から壊せる人ってのは本当に少数で、そういった人の事を
「大器量の持ち主」
とか言ったりします(要はメッチャ努力できる人って事)
ちなみに僕は残念ながら大器量の持ち主ではありません。
なので自分を変えていくのに「頑張らない楽な道」を徹底的に探す方が性に合っています。
簡単に言うと、頑張れないのよ、俺って・・・・・・
現状を変えるには枠組みを壊すのが一番早い
現状で何かに困ってる人だったり、これからどんどん成長を促進させたい人は自分の枠組みを壊すのが一番早かったりします。
いま自分が思いつくようなアイデアや行動って結局は自分の枠組みの中からしか生まれないので本当の意味で自分を変える事に繋がりずらいです。
でもやっぱり自分を変えたい!って思うのが人間の本能じゃないですか?
だったら、まずは自分の枠を壊す事から始めるのをおススメします。
「さっき自分で壊すの難しいって言ってたじゃねーか!」
なんて声が聞こえてきそうですけど、それはあくまで
「枠の中に新しいモノを入れて枠を壊す事」
が難しい、という事です。
ではどうやって大器量の持ち主ではない人が自分の枠組みを壊していくのが良いのでしょうか?
古い物を捨てると新しい物が入ってくる
自分の枠組みを壊す方法として最も簡単な事とは
「現状の枠の中にある物を捨てる」
という事だと思います。
ほとんどの人って自分の枠の中にいっぱいいっぱいに色々なモノを詰め込んでます。
多くの人は「自分の枠組み」みたいな概念ないもんだから、更に多くのモノを詰め込もうとしてオーバーフロウを起こします。
んで、結局
「自分には出来ない」
みたいな感じになって罪悪感とか無力感を感じて良くないスパイラルに陥っちゃいます。
でも、自分の枠の中にあるモノを捨てていくと今度は新しいモノが勝手に入ってくるようになっていて
「あ!こんな発想今まで無かった!」
「これってこういう事だったんだ!」
みたいな事がフッと出てきたりするようになります。
そしてそういった事が重なってくると、価値観もどんどん変わってきて自然に行動が変わってきます。
しかも、枠の中に何かを入れるには努力が必要ですが、捨てるのに努力は必要ありません。
とても楽に自分を変化、成長させていく事が可能になってきます。
枠の中のモノを捨てていく
自分の枠の中に新しいモノを入れるのではなく、今あるモノを捨てていく事で自分の枠がぶっ壊れて広がっていく、という事を書きましたが、ではどうやって自分の枠の中のモノを捨てるのでしょうか?
さっき
「枠の中に何かを入れるには努力が必要ですが捨てるのに努力は必要ない」
と書きました。
確かに枠の中のモノを捨てるのに努力はいりません。
でも、もしかしたらちょっとした「勇氣」は必要になってくるかもしれません。
何故なら捨てるモノは
「今まで自分が積み重ねてきた価値観や常識」
だからです。
「こういう時にはこう行動するもの」
「こういう状況ではこういう感情が湧くもの」
「こういう事はやってはいけない」
「人はこうやって生きていくもの」
人は今まで受けてきた教育や外部からの影響、自分の行動の結果などから色々な事を学びます。
それが悪い訳ではないのですが、そうやって貯めこんできたモノが自分の枠をいっぱいにします。
それらを捨てていくのは今までの自分を捨てていくようなもんですから慣れるまでには多少の勇氣が必要になってくる場合が多かったりします。
重い荷物を捨てる事で新しい荷物を持つ事が出来るようになるって事ですが、多くの人は自分が重い荷物を持ってる事すら氣付いてない訳で、世間一般の常識という価値観(荷物)に照らし合わせて
「もっと努力しろ!」
という風に自分や人に価値観を押し付けます。
そして、努力が苦手な人は
「努力が出来ない自分はダメなんだ・・・・」
と、更に重い荷物を背負う事になっていく訳です。
枠の中の荷物を捨てていく方法
「努力なんてしなくていいじゃ~ん」
と、僕は思ってる訳ですがこれは社会的に見たら「立派な大人」じゃないですよね(笑)
でも自分の枠の中にある「常識」を捨てていけば僕の言ってる事の理解も深まっていくと思いますので、ここで簡単に枠の中にあるモノの捨てる思考法について書いてみたいと思います。
ちょっと極端で強めの例になるのですが、例えば自分の周りの人が亡くなったとします。
ご縁的には近からずな感じでここ数年間は会っていない、というぐらいの人をイメージしてみて下さい。
その人の訃報を知った時にある程度のショックを受けるかもしれません。
それは自然な事だと思います。
ショックを感じた後に悲しい感情が湧いてきたとします。
その「悲しい感情」を感じた時に
「自分は本当に悲しいのか?人が亡くなると悲しいと感じるべきだと思ってるんじゃないのか?これって単なる思い込みじゃないのか?」
みたいな感じで自分が感じてる感情や思考に対して感情を入れずに俯瞰的に考えてみて欲しいんです。
もちろんそういった時、対外的には粛々とした態度をとる事は人を不快にさせない為にも必要だと思います。
それはある意味で必要な「常識(良識)」です。
でも、その常識に捉われすぎていて
「悲しむべきだと思っているから悲しい感情が湧いてきてるんじゃないのか?」
みたいな感じで一度自分が感じている感情に対して疑念を持ってみて欲しいです。
もちろん、本当に悲しい感情が湧いてきているのなら問題ありませんが
「悲しむのが普通だと思ってたけどよく考えたらそんなに悲しくないや」
みたいな感じになったら少しだけ枠の中のモノを捨てれたと言っていいと思います。
こういう事を書くと
「人が死んだら悲しいに決まってるじゃないか!何を言ってるんだお前は(# ゚Д゚)」
と思う人はやっぱり自分の枠組みの中でモノを判断している、と言わざるを得ないですよねぇ・・・・
まぁ、確かに人が亡くなるという例はちょっとアレでしたけど、極端な方が分かりやすいかと思ってさ・・・・・
要は今の自分の「思考」「感情」「行動」など自分が「当たり前」と思っている事に対して疑念を持ち、俯瞰的に考えてみる、という事なんですよね。
枠が壊れてくると人はどんどん進み始める
と、そんな感じで自分の枠組みを壊していく事が大事だよ、という事を書いてきました。
正直、ブログで書ける内容ってこのぐらいしかなくて、実際にレッスンの中ではもっと細分化した内容やエネルギーを使ったワークで枠組みをぶっ壊しています。
頑固な人ほどフレームが固いのでなかなか壊れずらかったりしますけどね。
そうやって「自分の枠組み」が壊れてくると人は勝手に進み始めます。
枠が壊れてくると、今までは
「〇〇をしよう」
「〇〇するべき」
という概念で行ってきた行動が
「〇〇したい」
「〇〇をやりたい」
という風に変わってきます。
義務的な感じから自発的な意欲に変わってくる訳です。
情動的に言うと「我慢」から「ワクワク」に変わっていく感じです。
どっちが効率が良いかはわざわざ言うまでもありませんよね。
ただ、注意点として
・時間や期限は決めない
・自発的に行う事が今の自分のやりたい事と違う事も多い
という事も知っておいて欲しいと思います。
期限などを決めてしまうと
「期限内に達成できなかった・・・・やっぱダメなんだ」
とネガティブな想念を自分の枠の中に作ってしまう事になりかねません。
そして、最初に書いた通り、今の自分の発想は今の枠組みの中で生まれたモノですから枠が壊れて一回り大きくなった自分の発想とは異なる事が多いです。
枠を壊すのが早い人なんかは
「あれ?××をしたかったのに今は正反対の〇〇がやりたい」
みたいな感じで少し混乱する事があったりします。
そういう
「いや、××をやろうと決めてたからそれをやらねばならないんだ!」
みたいな感じだとせっかく壊しかけてた枠組みも元に戻ってしまいます。
「今は××やりたいと思ってるけど将来的にはその時の自分が決めればいいや~」
みたいな軽い感じで考えておくと変化した自分にも対応しやすいので頭の隅っこの方にでもとどめておいてくれたら嬉しいです。
「人生」ってのは形の無いモノであり、逆に言えばどんな形にもなっていきます。
自分の枠を壊せば壊すほど無限の可能性が広がっていきますから今の自分の枠に氣付いて自分で壊していけるような人間になりたいですね。
ちなみに今回の記事はけっこうな長文です。
本当はもっと手短にまとめようと思って書き始めましたが書いてるウチに書きたい事がどんどん出てきて結局は4500文字を超える長文記事になってしまいました。
本当はこんなに書きたくなかったけど、それって結局
「僕がやりたかったから」
という事なんですよね。
「長文を書きたかった」ではなく「楽しんで書いてた結果、長文になってしまった」というこの概念こそが実は今回一番言いたかった事だったりするんです。
皆さんはどのような視点でこの概念を解釈されますか?
そういった感じで自分の概念の解釈を改めて見直してみるのもとても楽しいと思いますよ^^
ツラツラとした駄文をここまで読んで頂きありがとうございました!
谷山 慶裕と言います。
自分が経験した事や学んだ事を元に「氣エネルギー」の重要性と楽しさを面白可笑しく伝えたいです。
プロフィールの詳細はコチラ
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