今の仕事に不満を感じてる人へ

谷山です。

生徒さん達から受ける相談の中で「仕事」についての相談がけっこうな割合を占めてたりします。

まぁ、仕事って基本毎日やるモノですし人生における重要度でも三本柱ぐらいに入るかもしれませんね。

相談内容は「将来的に独立する方法」などから日々の仕事における人間関係やお給料の事など多岐に渡りますが、僕は仕事において相談者の状態をニーチェの「人生の三段階成長」という見地から見る事があります。

仕事ってほんと色々ありますから悩んでる人も多いかな~、と思います。

そんで今日はさっき書いたニーチェの「人生の三段階成長」というモノを仕事に当てはめて書いてみたいと思います。

自分がどの段階にいるか?なんて考えながら読んでみて下さい。

では行ってみよう!

人生の三段階成長

ニーチェの著書「ツァラトゥストラはこう言った」の中で

「人の精神は「ラクダ」を経て「獅子」となり最後は「幼子」のようになる」

という言葉を残しています。

それではこの言葉がどういう意味なのか細かく見ていきましょう!

ラクダ

まず最初は「ラクダ」です。

ラクダは人間の荷物を載せて文句も言わずに運んでくれます。

この姿から「重荷を背負いそれに耐えて歩く段階」と言われています。

人間で言うと社会の既存の価値観や責任感に従い、自らを鍛えて自分本来の目標を定めている状態を指します。

なので「忍耐」などと表現される事が多いです。

ライオン

そして次に「ライオン」です。

この場合のライオンは「批判精神」の象徴などと言われたりしますが、今までラクダとして既存の価値観に従って生きてきた人が誰かが作った価値観や社会性などに疑問を持つ段階です。

「批判」というとあまり良くないイメージを持つ場合が多いですが、既存の価値観などに対して批判や反抗をする事で対極に存在する自己の目標や使命などに氣付く為に戦っている人などがこの「ライオン」の段階という感じですね。

幼子

最後は「幼子」です。

今まで動物だったのに急に人間が出てくるのでちょっと分かりづらいかもしれませんが、幼子の段階は既存の価値観や自分自身を批判や否定をするのではなく、それらを受け入れて新たな価値や人生の創造をしていく段階という感じです。

子供はその純粋さであるモノをあるがままに受け入れてそこから自分らしい遊びや楽しみを創造します。

ニーチェは「ラクダ」「ライオン」「幼子」という段階を経て人間の精神は成長していく、という風に表現してる訳です。

仕事における三段階成長

とまぁ、ここまでニーチェの言うところの「三段階成長」を説明してきました。

これを仕事に当てはめて考えてみます。

「ラクダ」は一般社会の常識に従い労働をしているような段階でいわゆる「組織の一部」として労働をしている状態です。

大きな不満などはないかもしれません。

でも特別満足しているような状況でもなく、基本的にはしんどい事が多いです。

世の中の多くの人はこの段階なんじゃないかな~、と思います。

そして「ライオン」は現状の自分自身に氣付き、組織や仕事への不満や疑問を抱いて怒りや無力感などを感じ、新たな価値観の世界へ進むために戦っている状態です。

現状に対してけっこうな不満を持っているのでなかなかストレスを感じやすい状況です。

脱皮するまで組織や自分と闘争を続けるような感じです。

最後の「幼子」は自己の価値を高め、新たなサービスや商品、芸術作品などを世の中に提供して生計を立てているような状態だと思います。

最近の日本で言うとYoutuberの走りである「ヒカキン氏」などがそんな感じなんだと思います。

現状に特に不満を感じる事は少なく、自分の価値観で仕事ができるし個性を発揮しやすいので仕事やプライベートも充実しやすい状態です。

この画像たちの共通点は分かる人だけわかりゃあええ・・・

さて、この記事を読んでくれてる皆さんは今現在、どこの段階に当てはまるでしょうか?

たまには自分をそういう目線で考えてみるのも面白いもんです。

まとめ

いちおう言っておきますと、今現在、あなたが従事している仕事に対してさして不満もなく現状の変更を大して望んでいないならそれが今のあなたの適職だと思います。

そういう方は特に氣にしなくても良い考え方なんですが、今の仕事に不満や憤りなどを感じてる方は自分の現状をこの三つのどれかに当てはめてみて下さい。

僕が言いたいのはこの「三段階成長」という一つの基準で考えた時、もし自分自身が今の仕事に対してそれなりの不満を抱いているならば無理して従事し続ける事はない、という事です。

大きな不満を抱いている、という事は現状に対して批判的とも言える訳で、そういった人は「ライオン」の段階に入ってるかもしれません。

「ライオン」になった人の中には不満を抱きつつ仕事をしている人がほとんどで、もしあなたが

「今の仕事を辞めたいけど次の仕事は見つからないしな」

「家族の事を考えると苦しいけど我慢するしかないしな」

みたいな感じだったら是非とも戦って欲しいと思うんです。

戦うって言うと「勝ち負け」みたいなイメージを持つ事が多いですが、違う言葉で言うならば「チャレンジ」です。

ラクダは既存の価値観に従うのでチャレンジをしようとしません(それが悪い訳ではないですが)

でも、既存の価値観に違和感を覚えるならばチャレンジをする事はとても重要です。

何故なら最初に書いた通り、仕事ってのは人生の中でとても重要な「柱」だからです。

人生を支える大きな柱が不満や疑問だらけで腐ったままだと人生すら輝いてこないと思うんです。

もちろんいきなり仕事を変える必要はないですが、少しづつ自分の価値を高めるような仕事にシフトしていった方が人生もより大きな輝きを放つんじゃないかな~、なんて思います。

世の中の常識や人の目を氣にして自分の心にフタをしないで欲しいんです。

そんな感じで一人一人が自分の価値を高めて、それを互いに尊重できるような世の中になったらとても楽しいな~、と思って記事を書いてみました。

新たな仕事にチャレンジ!って考えると恐怖を覚える人もいるかもしれません。

でも大丈夫。

どんなになっても人生ってやつは何とかなるように出来てますからね(経験済み)

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