それっぽい人に何を言われてもビビんなよ

谷山です。

以前より生徒さんから

「色々と見える人に自分がいま苦しいのは前世のカルマのせいだと指摘されました・・・・」

「すごい当たる占い師に今年は良くない年だと言われました・・・・」

なんて話をちょいちょい聞きます。

こういう事を言われて不安になってしまう氣持ちも分からなくはないんですが、僕はあんまり氣にしない方がいいんじゃないかな~、なんて思うんですよね。

と、そんな事を言っている僕も昔は「それっぽい人」に怖い事を言われてエライ目にあった事があります。

今日はそこら辺について書いてみたいと思います。

では行ってみよう!

人から言われた「あなたはこれから試練が待っている」

もうだいぶ前の話になるのですが、僕が「氣」という目に視えない世界を実感した時の話です。

目に視えない世界というのが実感としてはあるんだけど、周りに聞ける人もいない状態で自分でネットや書籍で色々と調べまくってました。

当時はこの世界の事を本当に何も知らなかったという事もあり、近所の占い師の人のとこにもちょくちょく行ったりしてました。

目的は

「自分に起きてる変化がどういったものなのか知りたい」

という占いもクソもない今考えるとよく分からない理由ではありました。

当時は当時なりに悩んでたのよ・・・・・

そこで占い師の人に

「いきなり色んなモノを感じるようになった」

みたいな話をしていたのですが、その時に占い師の人が

「あなたはこれから試練が待ってるわよ」

と言われました。

その時の僕は軽い「躁状態」だったという事もあり

「試練ってなんだよ~ 何だかワクワクするな」

みたいな感じで頭の悪さ全開で特に何も考えてはいなかったのですが、その占い師以外の「宗教家」の人にも同じような相談をしたら

「お前にはこれから大いなる試練が待ってる」

と同じような事を言われました。

その人以外でも、自称「霊能者」の人にも同じような話をすると

「これから試練が待ってるから頑張ってね」

みたいな事を言われた訳です。

「みんな占い師の人と同じ事言ってる・・・・」

と、言われた事を覚えてます。

言われた当初はそんなに氣にしてなかったのですが

「複数人から同じ事を言われた」

という事実が自分の中で引っかかってたのは事実です。

その言われた事が自分の中で大きな転換になるとはその時は露ほども思っていませんでした。

大いなる試練にビビった時代

「大いなる試練って何だろう・・・・」

当時の自分の中では

「視えない世界に精通してる人達」

と思ってる人達に同じ事を言われたのが自分の中で大きな引っかかりとなり、寝てる時以外はずっと「これから起きる試練」について考えてました。

「どんな事が起きるんだろう・・・・・」

当時の僕はこれから起きるであろう「試練」に正直、ビビり始めてた訳です。

そんな状態でずっ~とその事を考えてた時、頭頂部から背中にかけて電氣が走るような感覚に襲われました。

そして同時に

「あ、俺を待ち受けてる試練は××なんだ・・・・」

と閃きのような感覚を覚えました。

当時の僕が感じ取った「試練」の内容の詳細は書きませんが、簡単に言うと

「自分にとって起こりえる最悪の事態」

だった事は間違いありません。

「俺を待ち受けてる試練は××なんだ・・・」

と躁状態を一氣に吹き飛ばすほどの最悪の内容でそれに氣付いてしまった(と思ってる)僕は人生が終わったような感覚になってしまいました。

そこからは仕事にも身が全く身が入らなくなり、「躁」から一氣に「鬱」の状態まで転落してしまいました。

「大いなる試練」という名の妄想

「俺にはこれから××の試練が待ち受けてるんだ・・・・」

と死ぬほど意気消沈して生活を送ってた訳ですが、そんな状態でまともに働ける訳もありません。

段々と仕事も手につかなくなり、氣付いた時には何故か涙が溢れてくるような時もありました。

そんな状態で仕事を続けられる訳もなく、結局は仕事を辞めざるを得なかったのですがそこから「統合失調症」の症状が強くなり始めて支離滅裂な事を言ったりしてました。

そんな状態にも関わらず

「俺には××の試練が待ってる」

という事が頭から離れなかったので症状を一氣に悪化させていきました。

・・・・・・・・・・・・・・・という感じで僕は占い師、宗教家、霊能力者など当時の僕からしたら「視えない世界に精通してる人」に言われた事を誇大解釈して受け止めてしまい勝手にボロボロになってった訳です。

ですが、結果から言うと自分が考えていた「最悪の事態」は今現在も起きていません。

「躁状態」という感覚が高まった状況で悪い妄想に憑りつかれてしまい、その妄想を自分の身に起こる事実だと誤認してしまってた訳です。

まぁ、これも統合失調症の症状の一つではありますよね。

視える人に言われたからってビビんな

という訳で、自分が考えていた「最悪の出来事」は単なる自分の妄想だった訳ですが、今思うと「統合失調症でボロボロになる」っていうのも試練っちゃあ試練です(まぁ、今思い返すと楽しかった思い出ですが・・・・)

なので、みんな嘘は言ってなかったという事になります。

ただ、自分が必要以上にビビって悪妄想を大きくしてしまっただけの話なだけです(笑)

それから10年以上経って、自分がこの商売を始めて色々な経験や実績を積んでくウチに僕がいわゆる「視える人」みたいな目で見られる事も多くあります。

確かに人様の氣を読み取って、そのエネルギーがどの様なネットワークを構成しているかを視る事で色々な可能性を読み取る事は出来ます。

でもね、自分がそうなってから分かる事なんですが

「100パーセント確定未来はない」

という事は事実だと思います。

全ては「可能性」の連続でその可能性を紡いだ先に未来がある訳です。

未来のネットワークを繋いでいくワークもあったりはするのですが・・・・・

僕は読み取ったネットワークを伝える事はありますが、読み取ったモノを発信する時にはどうしても「自我」が入ります。

いわゆる「先入観」や「偏見」と言われるモノです。

たまに「神様を降ろして自我を全部消してメッセージを伝える」みたいな人もいますが、言語中枢を使って発信してる時点で100パーセントってのは難しいと思います。

まぁ、結局何が言いたいかというと

「視える人とか予言者みたいな人に何言われても怯むな!ビビんな!」

という事が言いたいんですよね。

「視える人」って言ってもその人がどのぐらいの練度かなんて自分の能力を磨いてる人じゃないと分からないのが普通です。

僕自身もそうでしたが、自分自身が視えない世界に対して「自分は能力が無い」と思ってる人はその世界に精通してる(と思ってる)人に出会うと萎縮してしまう傾向があったりします。

そして「その人」は自分が思った事や先入観バリバリで見たモノなどを言っているだけだったりする事が多かったりするのですが、「この人はすごい」と思ってる人に言われてそれを真に受けてしまう人が多いです。

誰かに何かを言われて意識してしまうのはある意味で当然かもしれませんが、それに引っ張られて氣分が落ち込んだりネガティブな想念を抱いてしまう事自体がとてもつまらないな~と思います。

自分の人生は自分で決めるのが一番です。

ネガティブな予言みたいなモノに引っ張られ過ぎちゃうと僕みたいになってしまうから氣をつけてね♡

それに本当に「凄い人」は他人にネガティブな想念を抱かせるような事は言わないから・・・・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました